「キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ5」を徹底レビュー!|評価・おすすめ|ウイスキーラウンドアップ

記事の概要

管理人によるボトルのレビューを通して、皆様にその魅力を伝える記事です!

キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ5」は、キャンベルタウンのグレンガイル蒸留所で作られたシングルモルトになります。

また日本への入荷が660本のみであった貴重なボトルでもあります。

今回はグレンガイル蒸留所が出している「キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ5」について…

  • キルケランってなに?
  • キルケランの特徴
  • 「キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ5」を徹底レビュー

などなど詳しく解説していきます!!・

「キルケラン」ってなに?

キルケランの解説

キルケラン」はキャンベルタウンのグレンガイル蒸留所が出すシングルモルトのブランドになります!

ボトルがグレンガイルとして販売されていない背景には、グレンガイルの商標が既にハイランドで取得されていたという事実があります。

そのためキャンベルタウンの旧名であるキンロッホキルケランを由来として、キルケランというブランド名で商標登録がなされました。

またこのキルケランというワードは「セント・ケアランの教会」を表していました。

グレンガイル蒸留所について

  • グレンガイル蒸留所建設の背景

グレンガイル蒸留所は1872年、ウィリアム・ミッチェルによって創設されています。

ミッチェル家は元々スプリングバンク蒸留所の運営に携わっていました。

しかしある日、兄ジョン弟ミッチェルの間で兄弟喧嘩が勃発してしまいます。

この喧嘩に耐えかねた弟ウィリアムは、独自に蒸留所の建設を始めてしまいました。

こうして誕生したのがグレンガイル蒸留所になります(笑)

  • 歴史上の動き

グレンガイル蒸留所はキャンベルタウンモルトの衰退に耐えきれず、1925年より閉鎖されていました。

しかし2000年頃から、現在もスプリングバンク蒸留所のオーナーを務めるミッチェル家によって再稼働の準備が進められます。

そして2004年に晴れて生産活動が再開されました!

このようにグレンガイルスプリングバンク同じミッチェル家のもとで運営されてきた兄弟蒸留所であることがわかります!

グレンガイル蒸留所の概要

項目内容
創業年1972年
所有会社J&Aミッチェル社
地域分類スコットランド
キャンベルタウン
糖化槽ステンレス製セミロイタータン
発酵槽カラ松製2基
ダグラスファー製2基
ポットスチル初留1基・再留1基
仕込み水クロスヒル湖

「キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ5」の特徴

ボトル外観

諸元

ボトル名キルケラン
ヘビリーピーテッド
バッチ5(2021年12月発売)
地域スコットランド
キャンベルタウン
種類シングルモルト
原料モルト
容量700ml
度数57.7%
入手価格約30,000円程度
※プレミアが付いてしまっています(泣)

製法と特徴

  • ピートインプログレス第5弾のボトル

▶原料として84ppmのヘビリーピーテッドタイプのモルトが使用されているシリーズになります!
また、ボトリング時に加水を行わないカスクストレングスが特徴です!
キルケランの個性にプラスで、強く重厚なスモーキーさが付与されています。

  • バーボン樽85%・シェリー樽15%

▶バーボン樽由来のバニラ感やクリーミーさを基調とし、シェリーの甘さがアクセントとして感じられます!

  • キャンベルタウンで熟成されている

▶キャンベルタウンは潮風が吹き込む地になります。
そのためキルケランを含め、キャンベルタウンモルトは塩っぽさ感じられるという特徴があります。

  • スプリングバンク蒸留所でフロアモルティングを行っている

▶原料と仕込水はスプリングバンク蒸留所と同じものが使用されています。
また、伝統的なフロアモルティングを経て作られたウイスキーになります!
スプリングバンクと同様にビスケットのような甘いモルティさが感じられます。

「キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ5」の徹底レビュー!

まずレビューの項目について説明しておきます!

レビュー項目

  • 色味

ウイスキーをグラスに注ぎ、目視にて色の濃さを5段階評価します!

  • 香り

香りについて私が感じ取った内容をまとめていきます!

  • 味わい

味わいについても私が感じ取った内容をまとめます!

  • 余韻

余韻の長さを5段階で評価します!!

  • 総評(100点満点)

ボトルのポジティブな風味とネガティブな風味を10段階で評価し、レーダーチャートで表現します!

ポジティブで獲得した点数からネガティブの点数を引くことにより、ボトルを100点満点で評価します!!

また総評を文章にて取りまとめていきます!

さてさて、それでは早速「キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ5」をテイスティングレビューしていきます!

色味

色味は比較的薄めでクリアな金色でした!

バーボン樽原酒がメインであることや、蒸留所自体が若いことに起因してこのような色味になっていると考えられます。

しかしながら、スモーキーさと若さゆえの荒々しさの相性は抜群なので非常に楽しみになってきます!

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香り

香りの第一印象は強力なスモーキーさ塩っぽさでした!

この塩っぽさはアイラ系のヨード感とは異なり、文字通り塩のような感覚で不思議です。

また割と重め濃いめの甘さを連想させる、熟した果実のような香りも立ってきました。

全体の背景には薄っすらとバニラ感が漂っています!

↓感じ取れる香り↓

強いスモーキー/塩っぽさ/色で表すと赤っぽい/熟した果実/甘さ/うっすらバニラ

味わい

味わいは香りと同様に強いスモーキーさがまず感じられます!

続いて塩のしょっぱさとビスケットのようなモルティな甘みがバランス良く混ざり合いつつ迫ってきます。

その他にも、自然のままのオーガニックなフルーツ感バニラっぽい甘みもわずかに感じ取れます。

全体としてはスモーキーさと塩気が強力でした!

↓感じ取れる風味↓

強いスモーキーさ/塩気/ビスケット/モルティな甘み/自然なフルーツ/バナナ/バニラ

余韻

余韻については香りや味わいから大きく変化があるわけではなく、スモーキーと塩っぽさのニュアンスが強く出ていました!

端的に表すなら香ばしい煙たさが長く続くといった感じですね!

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総評

最後に総評に入りたいと思います!

早速ですが、気になる点数は…

ー87点ー

点数の理由についてまとめていきます!

まず「キャンベルタウン×スモーキー」は個性派の中でも最強の組み合わせだと感じました。

純粋な塩気を持つキルケランと、ヘビリーピートは相性が非常に良く、マイナスの干渉は皆無でした!

また、強い個性に負けない王道の甘さやフルーティさもしっかりと活きています。

フルーティ系が好きな人もスモーキー系が好きな人も、みんなが楽しむことができる非常にバランスの良いボトルであったと感じます!

激レアボトルではありますが、見かけることがあったら絶対に飲んでおきましょう!!!!