「アードベッグTEN」を徹底レビュー!|評価・おすすめ|ウイスキーラウンドアップ

記事の概要

管理人によるボトルのレビューを通して、皆様にその魅力を伝える記事です!

「アードベッグTEN」は、アイラ島随一の個性を誇るアードベッグ蒸留所が出す10年熟成のボトルです!

そんな「アードベッグTEN」について…

  • アードベッグってなに?
  • このボトルの特徴
  • アードベッグTENを徹底レビュー

などなど詳しく解説していきます!!・

「アードベッグ」ってなに?

アードベッグの解説

アードベッグはスコットランドの南西に位置するアイラ島、その南岸に建つアードベッグ蒸留所で作られたウイスキーになります。

アイラ島はピートの主要産地でもあり、そこで作られるウイスキー、通称アイラモルトはピートを強く焚かれたスモーキーなものが多いのが特徴です。

アードベッグはアイラモルトの中でも特にスモーキーであると形容されることが多いですが、実は強い甘みやフルーティさも持ち合わせた万能なウイスキーになります!

ちなみに現在、蒸留所の所有者がモエヘネシー・ルイヴィトン社であることでも有名かと思います。

また、日本国内はもちろん世界各地にアードベギャンと呼ばれる熱狂的なファンがいるほどの人気銘柄になります!

アードベッグ蒸留所の概要

項目内容
創業年1815年
所有会社モエヘネシー・ルイヴィトン社
地域分類スコットランド アイラ島
発酵槽オレゴンパイン製6基
ポットスチル初留1基・再留1基
仕込み水ウーガダール湖
アリナムビースト湖

↓アードベッグ蒸留所の解説記事はこちら↓

「アードベッグTEN」の特徴

アードベッグTEN」は2000年に初めてリリースされた、アードベッグ蒸留所のオフィシャルボトルになります。

またアードベッグ蒸留所のオフィシャルボトルの中でも最もスタンダードなボトルです!

アイラモルトらしい強烈なスモーキーさはもちろん、秘められた甘さとフルーティさのバランスが良く、これを「ピーティー・パラドックス」と呼びます。

ちなみに2008年にはワールドウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した経歴があります!

ボトル外観

諸元

ボトル名ARDBEG TEN
アードベッグ10年
地域スコットランド アイラ島
種類シングルモルト
原料モルト
容量700ml
度数46%
入手価格約5,000円程度

製法と特徴

  • フェノール値55〜65ppmのヘビリーピーテッド麦芽を使用

▶ピート由来の強烈なスモーキーさが炸裂します。

  • アイラ島南岸の海沿いで熟成

▶潮風の影響により独特なヨード感が宿ります。

  • ファーストフィルとセカンドフィルのバーボン樽を熟成に使用

▶バニラのような甘さとクリーミーさが付与されている。

  • ポットスチルに精留器が取り付けられている

▶精留器によって雑味や荒々しい香味が取り除かれて、クリーンかつフルーティな成分が濃縮されます。
定量的な指標として、麦芽の段階で55ppm程度あったフェノール値が蒸留後のニューポットでは約23ppm程度に抑えられています。

「アードベッグTEN」の徹底レビュー!

まずレビューの項目について説明しておきます!

レビュー項目

  • 色味

ウイスキーをグラスに注ぎ、目視にて色の濃さを5段階評価します!

  • 香り

香りについて私が感じ取った内容をまとめたのち、「フルーティ・スモーキー・モルティ・ウッディネス・フローラル・アルコール感」の6項目についてレーダーチャートで表現します。

  • 味わい

味わいについても私が感じ取った内容をまとめたのちに、「甘み・苦み・酸味・塩味・厚み・アルコール感」の6項目についてレーダーチャートで表現します。

  • 余韻

余韻の長さを5段階で評価します!!

  • 総評(100点満点)

最後にボトルを100点満点で評価し、総評を行います!!

さてさて、それでは早速「アードベッグTEN」をテイスティングレビューしていきます!

色味

色味は薄めですが煌びやかなゴールドです!

バーボン樽原酒が使用されていることがよくわかるかと思います。

美味しそうで堪らないので、早速香りのレビューへと進みましょうか(笑)

2 3 4 5

香り

香りの第一印象はガッツリとした薬品系のスモーキーさでした。

しかし一辺倒なスモーキーさではなく、背後に麦芽の甘さ柑橘系のフルーティさがしっかりと感じられます。

スモーキーの度合いも想像しているよりかは優しく、アイラ系入門として捉えても良いのではないかという香りです!

ヨード感も多少感じ取れますが、スパイシーさとのバランスがとても良いです。

↓感じ取れる香り↓

薬品系スモーキー/コーヒー/柑橘間/チョコレート/麦芽の甘さ/うっすらヨード

味わい

味わいの第一印象は優しいスモーキーさモルティな甘さがほぼ同時に感じられました。

もちろんスモーキーさは非常に強力ですが、それとバランスが取れるほどのしっかりとした甘さやフルーティがあります!

アルコールの刺激は若干残りますが、正直なところアイラモルトの中ではかなり飲みやすい部類ではないかと感じてしまいます。

またうっすらとバーボン樽由来のバニラ感やハチミツ感も感じ取れました。

↓感じ取れる風味↓

麦芽の甘さ/強力なスモーキーさ/柑橘系のフルーティ/フレッシュ/バニラ/ハチミツ/ヨード

余韻

余韻としては若干の柑橘を伴う優しいスモーキーさが長く続きます。

香りから余韻まで強力なクセがありながら、それを丸めるバランス感がありました。

1 2 4 5

総評

最後に総評に入りたいと思います!

早速ですが、気になる点数は…

ー85点ー

点数の理由についてまとめていきます!

まず香り・味わいともに強力なスモーキーさがありながらも、とても優しい甘さフルーティさがしっかりと活きていました。

公式によって表現される「ピーティー・パラドックス」を確実に体感することができます。

アードベッグというとアイラモルトの中でも随一の曲者というイメージがあるかもしれませんが、私の感覚的にはアイラモルト入門にふさわしいと感じています!

様々なウイスキーが品薄となるご時世ですが、このアードベッグTENは安定して入手可能なボトルなので日々の良きお供にしてはいかがでしょうか!!