竹鶴12年ピュアモルト(初期ボトル)を徹底レビュー!|評価・おすすめ|ウイスキーラウンドアップ

記事の概要

管理人によるボトルのレビューを通して、皆様にその魅力を伝える記事です!

竹鶴12年ピュアモルト」は2000年から2014年にかけて販売されていた、ある種伝説のボトルです。

発売以来3回ほどボトルやラベルデザインの変更がありましたが、今回紹介するボトルは最初期のものになります!

そんな伝説級の「竹鶴12年ピュアモルト」について…

  • 竹鶴ってなに?
  • このボトルの特徴
  • 竹鶴12年ピュアモルトを徹底レビュー

などなど詳しく解説していきます!!・

竹鶴ってなに?

竹鶴の解説

竹鶴は、竹鶴政孝が創業したニッカウイスキーが出しているブレンデッドモルトのブランドになります!

ブレンデッドモルトは複数の蒸留所で作られるモルトウイスキーのみをヴァッティングしたものになります。

ニッカウイスキーは「余市」と「宮城峡」という2つの蒸留所を抱えており、竹鶴はこれらの原酒のみがブレンドされたジャパニーズウイスキーです!

竹鶴ブランドとして2000年に初めて発売されたのが、今回紹介する竹鶴12年ピュアモルトです。

竹鶴12年は2014年に竹鶴政孝をモデルにした朝ドラ「まっさん」が放映されたことによる、ウイスキー人気の急激な加熱により、同年終売に追い込まれてしまいました(泣)

その後も終売騒動は収まらず、17年・21年・25年が2020年3月に終売となったことで、残る現行品は竹鶴NAにみとなってしまいました。

要するに供給が追いつかないほど大人気の美味しいウイスキーということです!!

宮城峡蒸留所の概要

項目内容
創業年1969年
所有会社ニッカウイスキー株式会社
(アサヒグループの傘下)
地域分類日本 宮城県
糖化槽ステンレス製2基
発酵槽ステンレス製22基
ポットスチル初留4基・再留4基
仕込み水新川の水

余市蒸留所の概要

項目内容
創業年1934年
所有会社ニッカウイスキー株式会社
(アサヒグループの傘下)
地域分類日本 北海道
糖化槽ステンレス製1基
発酵槽ステンレス製10基
ポットスチル初留4基・再留4基
仕込み水余市川の水

竹鶴12年ピュアモルトの特徴

ボトル外観

諸元

ボトル名竹鶴12年ピュアモルト
(おそらく2002年のボトル)
地域日本
種類ブレンデッドモルト
ジャパニーズウイスキー
原料モルト
容量660ml
度数40%
入手価格約40,000円程度

製法と特徴

  • スモーキーな余市の原酒
    ▶余市では、原料としてピーテッドタイプのモルトを中心にスコットランドから仕入れています。
    そのため本場顔負けのスモーキーさが宿っています。
    またスチルの加熱が石炭直火蒸留であるため、若干の焦げ感を伴う香ばしさが特徴です!
  • フルーティな宮城峡の原酒
    ▶宮城峡ではノンピートもしくはライトピートのモルトを輸入して使用しています。
    そのためクセの少ないフルーティな味わいが宿っています。
    またスチルの加熱が蒸気による間接加熱方式であり、ゆっくりと蒸留が進むので、得られるウイスキーはクリアかつライトな味わいになります!
  • ウイスキー不人気時代と被る発売年
    ▶2000年の発売当初はウイスキーはまだまだ人気とは言えない状態でした。
    そのような時代では超熟の優れた原酒が多く眠っていたことでしょう。
    よってこの頃のボトルには、今よりも優れた原酒がふんだんに使用されていたと言われています!

竹鶴12年ピュアモルトの徹底レビュー!

まずレビューの項目について説明しておきます!

レビュー項目

  • 色味

ウイスキーをグラスに注ぎ、目視にて色の濃さを5段階評価します!

  • 香り

香りについて私が感じ取った内容をまとめたのち、「フルーティ・スモーキー・モルティ・ウッディネス・フローラル・アルコール感」の6項目についてレーダーチャートで表現します。

  • 味わい

味わいについても私が感じ取った内容をまとめたのちに、「甘み・苦み・酸味・塩味・厚み・アルコール感」の6項目についてレーダーチャートで表現します。

  • 余韻

余韻の長さを5段階で評価します!!

  • 総評(100点満点)

最後にボトルを100点満点で評価し、総評を行います!!

さてさて、それでは早速「竹鶴12年ピュアモルト」をテイスティングレビューしていきます!

色味

色味はアンバーとまでは行かないまでも、比較的濃いめのゴールドですね!

割と濃いめの色合いの背景には、シェリー樽原酒の影響が出ていること間違いなしでしょう。

2000年の発売時点では宮城峡をベースにし、余市のシェリー樽原酒がブレンドされていたということで、納得の色味ですね!

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香り

まずはじめに香りについて言うことがあるとすれば、圧巻の一言です。

どちらかといえば余市の優しいスモーキー感が漂ってきて、どことなくフルーティな香りが後ろから支えているように感じます。

注いでから少しすると木の甘さとともに、濃いりんご感と優雅なモルティ感がたってきます。

飲んでしまうのがもったいないと感じてしまうほどの感動があります。

↓感じ取れる香り↓

スモーキー/優しいが個性際立つ焦げ感/フルーティ/りんご/ウッディな甘さ/モルティ/若干ビター

味わい

自分が口にしてよいのか疑ってしまうほどのボトルでしたが、勇気を振り絞って口に運びました(泣)

香りでは余市のスモーキーさがたっていましたが、最初に感じた味は強い甘みだったので不思議な感覚です。

香りと反転して中心にいる甘みとそれを支えるスモーキーさや焦げ感といった感じです!

甘みの詳細としては、木の甘みレーズン感に続き、濃厚なりんごのような味わいを感じました。

天にも登るような幸せな感覚になれます…

↓感じ取れる風味↓

りんごの甘味/ウッディなナッツ/モルティ/レーズン感/余市の優しいスモーキー/焦がした砂糖

余韻

余韻は比較的ビターめであり、柔和な焦げ感とウッディネスが長く残り続けます。

樽のニュアンスと薄いスモーキーさが活きていますが、鼻から抜ける香りは優しい甘さを含んでいます!

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総評

最後に総評に入りたいと思います!

早速ですが、気になる点数は…

ー92点ー

点数の理由についてまとめていきます!

まず主観的な感想にはなってしまいますが、竹鶴12年を飲むことができたという経験は何者にも代えがたいと思いました!

余市と宮城峡が互いの良さを殺さずに、むしろ高めあって新たな美味しさを創出されています。

またニッカの手掛ける本格派のウイスキーではありますが、どことなく日本らしい繊細な飲みやすさがしっかりと活きています。

スモーキー系が好きな人もフルーティ系が好きな人も、別け隔てなく楽しむことができるボトルだと思います!

もしも飲む機会が訪れた際には絶対に逃すべきではありません!