「シングルモルト山崎」を徹底レビュー!|飲み方・評価|おすすめ|ウイスキーラウンドアップ

記事の概要

管理人によるボトルのレビューを通して、皆様にその魅力を伝える記事です!

サントリー シングルモルトウイスキー 山崎」は日本を代表する,世界中の人が追い求める至高のボトルです。

そんな絶大な人気を誇るシングルモルト山崎について…

  • 山崎」ってなに?
  • シングルモルト山崎」ボトルの特徴
  • シングルモルト山崎」を徹底レビュー
  • シングルモルト山崎」飲み方について

などなど詳しく解説していきます!!

「山崎」ってなに?

山崎の解説

山崎は日本の大阪府にある天王山の麓,山崎の地に建つ山崎蒸留所で作られるウイスキーになります!

蒸留所の近辺には日本の100名水にも選ばれる「離宮の水」が湧き出しており,山崎もこの水を仕込み水として作られています。サントリーの創業者である鳥井信治郎氏は「良質な水」と「熟成に適した環境」が存在していることから山崎を蒸留所の建設地として選びました。

実際に蒸留所が完成し,生産活動が始められたのが1924年11月でした。これにより山崎は日本で初めて創業したモルトウイスキー蒸留所となっています。そして1984年には初めてシングルモルトとしてのリリースがなされることとなりました。

2000年を過ぎた頃から多くのコンペティションで賞を獲得するようになり,ウイスキーブームも相まってその人気は急速に世界中で広まるようになります。そして現在,山崎はまさにジャパニーズウイスキーを代表する最高級のシングルモルトとしての地位を手に入れています。

山崎蒸留所

蒸留所の概要

創業年1924年
所有会社サントリー社
地域分類日本 大阪府
発酵槽ダグラスファー製8基
ステンレス製9基
ポットスチル初留6基・再留6基
仕込み水天王山の湧き水
ブレンド先ローヤル
オールドなど

サントリーの歴史

西暦年内容
1929年日本初の本格国産ウイスキーとして、スコッチウイスキーを基調とした「白札」が発売される
しかしピート感が強く、当時の日本人からは忌避されてしまった
1930年白札の失敗を受けてブレンド変更を行った「赤札」を発売する
こちらも日本人に受け入れられることはなかった
1937年日本人向けの飲みやすいウイスキーへと方向性を変えて「サントリーウイスキー角瓶」が発売される
予想を大きく上回る好評で、日本人に「サントリー=美味しい」の感覚が根付いた
1940年後にダルマの愛称で親しまれる「サントリーオールド」が発売される
1945年信治郎の次男であり、後に2代目マスターブレンダーとなる佐治敬三がサントリーに入社する
1946年トリスウイスキー」が発売され、敗戦に悲しむ日本人に受け入れられる
以降「トリスバー」がブームとなり、ウイスキーを気軽に楽しめるおしゃれな場所として大人気となる
1956年佐治敬三によりトリスのPR誌である「洋酒天国」が発売される。
1963年社名が寿屋からサントリーに変更される
1984年サントリーシングルモルトウイスキー山崎」が発売される
信治郎の孫にあたる鳥居信吾が蒸留所の次長に就任する
1992年鳥居信吾がサントリーの取締役となる
2002年鳥居信吾が3代目マスターブレンダーに就任する
2013年2対(4基)のポットスチルが増設される

「シングルモルト山崎」ボトルの特徴

概要

シングルモルト山崎は山崎蒸留所のオフィシャルボトルのうち,最もスタンダードなボトルです。

山崎の地で生み出された伝統的で個性のあるニューポットを,和のテイストを生み出すミズナラ樽と革新的なワイン樽に詰め,幾度もの四季をまたいで熟成させた原酒で構成されています。

年数表記こそありませんが,「まさに日本」と感じるオリエンタルな風味やイチゴ感を伴う極甘な味わいはまさに最高のジャパニーズウイスキーです!

ボトル外観

諸元

ボトル名サントリー シングルモルトウイスキー 山崎
地域日本 大阪
種類シングルモルトウイスキー
原料モルト
容量700ml
度数43%
入手価格約5000円
(市場価格は14000円程度)

製法と特徴

  • 日本100名水「離宮の水」で仕込む
    ▶ウイスキーの品質は水と密接に係っています。非常に質の高い水を仕込み水として採用することで,山崎のベースとなる繊細で優しい味わいが錬成されています。
  • ミズナラ樽で熟成
    ▶山崎は非常に貴重なジャパニーズオーク(通称ミズナラ)を世界で初めて樽材に採用しました。このミズナラ樽で熟成させることにより,斬新かつ独特な,東洋的な白檀・伽羅香が原酒に付与されてます。
  • ワイン樽で熟成
    ▶ウイスキー業界ではあまり一般的ではないワイン樽で熟成させることにより,独特ないちごのようなベリー系の甘みが生み出されています。

「シングルモルト山崎」徹底レビュー!

まずレビューの項目について説明しておきます!

レビュー項目

  • 色味

ウイスキーをグラスに注ぎ、目視にて色の濃さを5段階評価します!

  • 香り

香りについて私が感じ取った内容をまとめていきます!

  • 味わい

味わいについても私が感じ取った内容をまとめます!

  • 余韻

余韻の長さを5段階で評価します!!

  • 総評(100点満点)

ボトルのポジティブな風味とネガティブな風味を10段階で評価し、レーダーチャートで表現します!

ポジティブで獲得した点数からネガティブの点数を引くことにより、ボトルを100点満点で評価します!!

また総評を文章にて取りまとめていきます!

さてさて、それでは早速「シングルモルト山崎」をテイスティングレビューしていきます!

色味

色味はちょうど中程度の深い金色といった感じですね!

グラスに注いだ瞬間から甘い香りが立ち込めていて待ちきれないので,早速香りに移りましょうか!

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香り

香りの第一印象として,オレンジとバニラ,そしてミズナラ樽由来のオリエンタルな伽羅香が同程度の強さで感じられますね。

次いでいちごのようなベリー系の濃い甘さが出てきました!おそらくワイン樽原酒によるものでしょう。

さらにはちみつ系の甘さと暖色系の花畑っぽいニュアンスも存在していますね。

なんとなくの主観ですが,自分の家に帰ってきたようなノスタルジックな安心感を感じることができました!また主体となる香りはオレンジと伽羅・白檀香でした!

↓感じ取れる香り↓

オレンジ系の柑橘/ ミズナラ由来の白檀・伽羅香/バニラ/はちみつ/いちご系ベリー感/フローラル/ノスタルジー

味わい

味わいの第一印象は圧倒的なミズナラ由来のオリエンタルな甘さです!まさしく日本らしい東洋系のお香感に,砂糖のようなわかりやすい甘みが加わったような味わい。

次いで一般的なウイスキーで感じられるオークの甘さと,麦芽由来の穀物系のモルティな甘さはちみつとバニラの甘さがでてきますね。

またいちご系の甘みとともに,ワイン樽に由来するうっすらとしたタンニン系の渋みも感じられます。

これぞジャパニーズウイスキー,そうハッキリと言えるような繊細でオリエンタルな甘みは圧巻ですよ…

↓感じ取れる風味↓

ミズナラの甘さ/オリエンタル/砂糖/オークの甘さ/モルティな甘み/いちご系ベリー感/バニラ/はちみつ/リッチな口当たり

余韻

余韻までもが圧倒的なミズナラ樽由来のオリエンタル系の甘さです!

タンニンの渋みやスパイシー感も僅かに感じ取れますが,やはり濃厚な甘さを支える程度にとどまります。

飲み切った後も長い間,日本らしい流麗で東洋的な甘さを感じさせてくれる至高のジャパニーズウイスキー!

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「シングルモルト山崎」飲み方について

さて、ここまではストレートにてボトルのレビューをしてきました。

そこで「シングルモルト山崎」はどの飲み方が一番美味しいのでしょうか。王道の飲み方である「トゥワイスアップ・ロック・ハイボール」の3種類で比較してみましょう!

飲み方について深く掘り下げた記事も書いているのでご参考までにリンクを貼っておきます!

トゥワイスアップでは?

ポイント

加水をした瞬間に圧倒的な甘みが弾けると同時に,若干のスパイシーな要素が強まってきました。

甘い以外の表現が見つからないくらい甘いのですが,出来るだけ具体的に表現すると伽羅香やウエハース,オレンジピール,いちごといった順番で存在しているかと思います!

喉を過ぎるあたりから表出するタンニン系の渋みが心地よく感じられますね。

とにかく甘いです!

ロックでは?

ポイント

ロックにしたところ,オリエンタルな甘さはそのままに,濃厚なオレンジ系の甘さがガッツリと前に出てきました。

冷やされることで甘さは若干落ち着き,渋みの割合がだいぶ大きくなってきました。しかしながらバランスはいいですね!

鼻から抜ける香りが甘めのモルティ感であり,香ばしくて素晴らしい!

ハイボールでは?

ポイント

炭酸を加えることにより,オリエンタル感とウッディな樽香が併さり,これぞミズナラ!といった印象ですね。

またオレンジ系のフレッシュさもあるので,ハイボールの爽快さとベストマッチしていますね!

日本人のシグネチャー的な飲み方であるハイボール,山崎も当たり前にハイボールで映える構成にされていましたね。


おすすめの飲み方は…?

山崎」のおすすめの飲み方は「ハイボール」です!

非常に貴重なウイスキーなのでストレートと言いたいところでしたが,実際に飲んでみるとハイボールが素晴らしかったです。

というのもハイボールにしてもミズナラ由来のオリエンタルな甘みがしっかりと感じられ,お香系のスモーク感とハイボールの爽快感がベストマッチしていましたね。

やはり日本を代表するシングルモルトは,日本で最も主流な飲み方であるハイボールを意識して作られているのでしょうか…


「シングルモルト山崎」総評

最後に総評に入りたいと思います!まずはレーダーチャートから!

ポジティブ

ネガティブ

さてさて、気になる点数は…

ー90点ー

点数の理由と評価

まず実際に飲んでみて,山崎は間違いなく日本を代表するモルトであるということを実感させられました。

風味の主体は甘さですがそのベクトルは非常に多様です。オリエンタルな伽羅香にイチゴ系のベリー,オレンジにバニラとあらゆる甘みの要素が渦巻いていました。

また飲み方によって大きくニュアンスが変わることはなく,安定してバランスの良い風味が維持されていました。そのため各種飲み方の特徴を学ぶためにも,この山崎は有用ではないかと思います。

ネガティブな要素もあまりないため,日本人受けが良いというところに留まらず,苦手に感じるひとは非常に少ないでしょう。言い換えると誰もに愛されるポテンシャルがあるとも言えるかもしれません。

ホント山崎はいつ飲んでも美味しいので居酒屋とかで見かけると頼んでしまいますね(笑)

レビューに使用した道具たち

グラス:グレンケアン

ジガーカップ:JOYONEというメーカーのものをAmazonで購入して使っています。
正直計りたい分量が計れるものであれば何でもいいと思います!