【おすすめ】未だ広くは知られていない「アイリッシュシングルモルト7選」|ウイスキーラウンドアップ

記事の概要

昨今のウイスキーブームによって有名なスコッチやジャパニーズなどについては,軒並み品薄・価格高騰が続く情勢となっています。

そんな辛い状況がある反面,まだあまり知られていないお買い得なウイスキーが世界中に散らばっているのも事実。

今回は「アイリッシュウイスキーのシングルモルト」に着目して,未だに大衆に知られることのない穴場的ボトルを紹介してみようと思います。

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蒸留所の位置について

アイルランドには現在約50箇所の蒸留所が存在していますが,全てを紹介すると分量過多となってしまうので,参考までに今回のランキングに登場する蒸留所の位置関係を示しておきます!

【おすすめ】
アイリッシュシングルモルト7選

ウエストコーク シングルモルト

ポイント

ウエストコークはアイルランドのスキバレンの街にて2003年に創業したウエストコーク蒸留所が手がけるブランドであり,今回の標準的なシングルモルトの他にもシェリーカスクやカルヴァドスカスクなどのシリーズ品もリリースされています。

特にこのシングルモルトについてはバーボン樽原酒を主体に構成されていますが,バニラ系の甘さと同列にぶどうやレーズン系の甘さが強いのが特徴的であり,シェリー樽熟成系のウイスキーに近い風味を持っています。

スコッチの新興シングルモルトなどと比較するとかなりリーズナブルな価格帯なので,気になった時に手を出しやすいのも魅力的ですね。

香り

ぶどう系フルーティ/ドライフルーツ/レーズン/バニラ/はちみつ/ビターチョコ

味わい

柔らかいバニラ/はちみつ/シナモン系スパイス/レーズン/クリームブリュレ/モルティな甘さ


クロナキルティ ギャレーヘッド

ポイント

このボトルは2018年に創業したクロナキルティ蒸留所がリリースする,同蒸留所の入門的立ち位置かつ初めてリリースされたシングルモルトになります。

その構成は4年以上バーボン樽で熟成させた原酒にボルドーワイン樽及びシェービングとトースティングを施した赤ワイン樽による後熟を適用した原酒となっています。

ギャレーヘッドは蒸留所の少し南に所在する灯台の名称であり,この灯台から周囲の大麦畑と共にクロナキルティの熟成庫を目視することができるため,この名称が採用されています。

香り

ココア/ベリー系フルーティ/バニラ/りんご/レザー感/スパイス香

味わい

レッドベリー/ダークチョコ/スパイス香/樽香/ヘーゼルナッツ/バニラ


ターコネル

ポイント

ターコネルは1987年に創設されたクーリー蒸留所が,カネマラやクロンターフと共に手がけるシングルモルトブランドのひとつです。

元々はアイルランドにかつて存在していたワット蒸留所が所有する代表的なブランドがターコネルでしたが,近年になってクーリー蒸留所が復活させたことで話題となりました。

ちなみにワット蒸留所の時代にターコネルという名称が使われていた背景には,1876年のアイリッシュクラシックレースの際に番狂せの高配当で優勝した競走馬のターコネルの存在があり,現在のボトルラベルにもこの馬のゴールシーンが描かれています。

生産においてアイリッシュの伝統的な3回蒸留を適用せず,2回蒸留に留めていることから,複雑かつボディの厚い重心低めのテイストを幅広く感じることができます。

香り

ライム/柑橘の甘さ/大麦由来のモルティネス/スパイス香/ウッディな甘さ

味わい

ライム系柑橘感/フレッシュ/モルティな甘み/ローストナッツ/マイルドなオーク/スパイシー


ティーリング

ポイント

このボトルは2015年,約40年ぶりにダブリンのリバティーズ地区でウイスキー造りを開始したティーリング蒸留所がリリースするエントリーモデルのシングルモルトになります。

その構成は非常に個性的であり,熟成年表記こそありませんが,シェリー・ポート・マデイラ・ホワイトバーガンディ・カベルネソーヴィニヨンなどの多彩な樽で熟成されたモルト原酒が使用されています。

そのテイストは既に予想がつく通り,トロピカルフルーツやメロン,桃や柑橘などの多彩なフルーツ軍団のようであり,バランス感と複雑さを両立させた完成度の高い仕上がりとなっています。

甘くフルーティなウイスキーが好きならば是非飲んでみてほしいところ。

香り

マスクメロン/トロピカルフルーツ/いちじく/ドライフルーツ/キャラメル/シトラス/レモンピール

味わい

トロピカル/ドライフルーツ/シトラス/柑橘の皮のビター感/シナモン系スパイス/タンニン


タラモアデュー14年

ポイント

タラモア蒸留所は1954年を境に沈黙を続けていましたが,2010年にウィリアム・グラント&サンズ社がブランド権を取得したことで再建計画が始動し,2014年に復活を遂げました。

このタラモアデュー14年は新生タラモア蒸留所の元で初めてリリースされたシングルモルトであり,バーボン樽で14年にわたる熟成ののち,オロロソシェリー・ポート・マデイラの樽で後熟された原酒で構成されています。

新興の多いアイリッシュの中では14年は長熟であり,多彩な樽でのフィニッシュを経たこのウイスキーは非常にフルーティかつ円熟感のあるシルキーな舌触りです。ちなみにアイリッシュらしい3回蒸留です。

スコッチと比較しても14年熟成程度の部類においては,現状人気の集中等を受けていないこともあってかなり良好なコスパを誇り,風味の完成度もかなりハイレベルです。

香り

シトラス/フレッシュ/シェリーの強い甘み/香水系フローラル/ミネラル感/バニラ

味わい

エステリー/オレンジマーマレード/バニラ/香水/鉄分/レモン/ピーチ/はちみつの甘さ


ブッシュミルズ10年

ポイント

ブッシュミルズ蒸留所は歴史上で唯一アイリッシュウイスキーの低迷時代を乗り切って現存している蒸留所であり,現在の建物は1784年に建設されたものになります。

またこの土地については,1608年に当時の国王から蒸留免許を与えられた土地とする記録が残っていることから,「世界最古のウイスキー蒸留所」をキャッチコピーにブランディングが為されています。

ブッシュミルズのモルトウイスキーはどれもノンピート麦芽を原料とし,3回蒸留を適用する伝統的なスタイルであり,このブッシュミルズ10年にも,それらの製造工程を経た原酒が使用されています。

熟成に主だって使用されているバーボン樽の特徴を色濃く移しており,バニラやはちみつ,柑橘系の甘さを強く感じることができる魅力的なシングルモルトです。

香り

青リンゴ/バニラ/はちみつ/レモン/爽やかな柑橘/スパイス香

味わい

青リンゴ/バニラ/はちみつ/常温のチョコ/ウッディ/オレンジピール


バスカー シングルモルト

ポイント

バスカー(The BUSKER)は2016年に創業したロイヤルオーク蒸留所の公式ブランドであり,同蒸留所はモルトウイスキー・グレーンウイスキー・ポットスチルウイスキーの3種類を作ることができる珍しい蒸留所になります。

バスカーシリーズには上記3種とブレンデッドタイプの計4種類ありますが,どれもトロピカルなテイストを持っているのが特徴です。

特にこのシングルモルトは,トロピカル感の他にも多彩なフルーツ香やクリーミーな甘さも持ち合わせており,非常に飲みやすい仕上がりとなっています。

スコッチなどのシングルモルトと比較した際に風味は全く見劣りしないのですが,価格帯が圧倒的にリーズナブルであるため,常飲用シングルモルトにも最適なボトルです。

香り

熟したりんご/パイナップル/トロピカル/柑橘ジュース/モルティ/ハーブ/フローラル

味わい

パイナップル/南国フルーツ/ラムネ菓子/りんご/キャラメリゼナッツ/クッキー/フローラル

\\動画でも紹介しました//

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