「ロッホローモンド シグネチャー」を徹底レビュー|飲み方・評価|おすすめ|ウイスキー|ウイスキーラウンドアップ

記事の概要

管理人によるボトルのレビューを通して、皆様にその魅力を伝える記事です!

ロッホローモンド シグネチャー」は南ハイランドのロッホローモンド蒸留所で作られたモルトとグレーンのみで構成されたシングルブレンデッドウイスキーです。

そんなロッホローモンドシグネチャーについて…

  • ロッホローモンド」ってなに?
  • ロッホローモンド シグネチャー」の特徴
  • ロッホローモンド シグネチャー」を徹底レビュー!
  • ロッホローモンド シグネチャー」飲み方について

などなど詳しく解説していきます!!

【YOUTUBE】でもレビューしてみました!↓↓
是非チャンネル登録してください👍

ロッホローモンドってなに?

ロッホローモンドの解説

ロッホローモンドはスコットランドの南ハイランドに位置するロッホローモンド蒸留所で作られるウイスキーになります。南ハイランドといってもローランド地方との境界付近であるため、大都市のグラスゴーから車で20分ほどの好立地です。

蒸留所近傍にはスコットランド最大の湖で、ラムサール条約の登録地でもあるローモンド湖があり、豊かな自然に接していることが伺えます。

ロッホローモンド蒸留所の最大の特徴は「モルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」の両方を生産することができる点にあります。スコッチの長い歴史の中でもモルトとグレーンの両方を生産していた蒸留所は数えるほどしかありませんので、如何に稀有な蒸留所であるかがわかるかと思います。

モルトウイスキーの生産についても原料の大麦はノンピート・ピーテッド・ヘビリーピーテッドの3種類、蒸留器について通常のポットスチルと特殊な形状のローモンドスチルの2種類があるなど、原酒の多様性に富んでいるユニークな蒸留所になります!

また蒸留所の敷地内に自社のクーパレッジ(樽工場)が併設されていますが、これもかなり珍しく、現在同様に樽工場を持つ蒸留所はスコットランドで4ヶ所しかないとのことです。

ロッホローモンド蒸留所

蒸留所の概要

創業年1965年
所有会社ヒルハウス・キャピタルマネジメント社
地域分類スコットランド 南ハイランド
発酵槽ステンレス製21基
(室内10基・室外11基)
ポットスチルポットスチル2基・ローモンドスチル6基
カフェ式連続蒸留器・連続式蒸留器
仕込み水ローモンド湖

蒸留所の歴史

西暦年内容
1965年リトルミル蒸留所の所有者であるダンカン・トーマス氏とアメリカのバートン・ブランズ社の共同出資によってロッホローモンド蒸留所が創設される
当時導入されたポットスチルは円筒形ヘッドを有するローモンドスチル2基であった
1971年蒸留所がバートン・ブランズ社に完全に買収される
1984年蒸留所が閉鎖される
1985年蒸留所がインバーハウスディスティラーズ社に買収される
1986年蒸留所がグレンカトリーン・ボンデッドウェアハウス社によって買収される
1989年ロッホローモンド・ディスティラーズ社が創設される
1990年ローモンドスチルが2基増設される
1993年新規に連続式蒸留器2基を有するグレーン蒸留棟が増設される
グレーンウイスキーの生産が開始される
1998年通常のストレート型のポットスチルが2基増設される
2005年複数のシングルモルトブランドとしてとしてインチモーン・インチマリン・クレイグロッジなど8種類が公式リリースされる
2009年カフェ式連続蒸留器が導入される
2014年グレンカトリーン社がエクスポーネント社に売却される
蒸留所は同社のロッホローモンドグループのもとで運営される
2016年ローモンドスチルが2基、ウォッシュバックが3基導入される
2019年蒸留所が中国のヒルハウス・キャピタルマネジメント社に買収される
煩雑であったシングルモルトのブランドをロッホローモンドに統一する
インチマリンとインチモーンはそれぞれロッホローモンド・インチマリンロッホローモンド・インチモーンと改名される

↓ロッホローモンド蒸留所の解説記事↓

「ロッホローモンド シグネチャー」ボトルの特徴

概要

ロッホローモンド シグネチャー」はロッホローモンド蒸留所で作られたモルトとグレーンのみで構成されたシングルブレンデッドスコッチウイスキーになります。

前述の通りモルトとグレーンの両方を生産できる蒸留所がごく僅かであることからも、この「シングルブレンデッド」というジャンルが如何に珍しいものであるかがわかるかと思います。

モルトのみならずグレーンまでもがロッホローモンド蒸留所の個性を有している、まさしくロッホローモンドのシグネチャーモデルと言える特徴的な1本になります!

ボトル外観

諸元

ボトル名ロッホローモンド シグネチャー
地域スコットランド 南ハイランド
種類シングルブレンデッド
スコッチウイスキー
原料モルト・グレーン
容量700ml
度数40%
価格Amazon:4,166円/楽天市場:2,530円
店頭では約2,500円程度

※通販等一時的に品切れの可能性あり

製法と特徴

  • リチャーアメリカンオーク樽とオロロソシェリー樽で構成された600樽規模のソレラシステムで熟成
    ▶︎アメリカンオーク樽由来のバニラ系の甘さとシェリー樽のレーズンやダークフルーツ感が馴染んだなめらかな甘さが得られます
  • 円筒形のボディと内部の整流板という特殊な構造のローモンドスチルで蒸留
    ▶︎アルコール蒸気が銅に触れる面積が増大し、整流されることで純度の低いアルコール分がカットされるため、3回蒸留を行なったかのようなクリーンな酒質になります
  • 単一の蒸留所のモルト原酒とグレーン原酒で構成
    ▶︎同様の環境で生産された2種類の原酒をブレンドすることによって卓越したバランスの良さが得られる
  • ノンピートモルトとピーテッドモルトを使用
    ▶︎甘みやフルーティさと香ばしいスモーキーさの長所が掛け合わされて、より豊かで深い味わいとなります

「ロッホローモンド シグネチャー」徹底レビュー!

まずレビューの項目について説明しておきます!

レビュー項目

  • 色味

ウイスキーをグラスに注ぎ、目視にて色の濃さを5段階評価します!

  • 香り

香りについて私が感じ取った内容をまとめていきます!

  • 味わい

味わいについても私が感じ取った内容をまとめます!

  • 余韻

余韻の長さを5段階で評価します!!

  • 総評(100点満点)

ボトルのポジティブな風味を10段階、ネガティブな風味を5段階で評価し、レーダーチャートで表現します!

ポジティブで獲得した点数からネガティブの点数を引くことにより、ボトルを100点満点で評価します!!(ピーテッドレベル等により若干の採点基準の変動はあります)

また総評を文章にて取りまとめていきます!

さてさて、それでは早速「ロッホローモンド シグネチャー」をテイスティングレビューしていきます!

色味

色味は若干琥珀みがかった金色です!

リチャー樽シェリー樽原酒が使用されているということで、比較的濃いめの色味が出ています。とても美味しそう…

1 2 3

香り

香りの第一印象は軽やかかつクリーミーなモルティ系の甘味と、レーズンのようなシェリー樽由来のフルーティさが強く出ています。

次いで非常に華やかな柑橘系の香りと薄っすらと優しいスモーキーさが顔を出します。アメリカンオークらしいバニラ感とはちみつ、そして木の甘さもしっかりと感じ取れます。

ブレンデッドウイスキーらしくとてもバランス感の良い香りであり、ロッホローモンドの真の力を見ることができます!

↓感じ取れる香り↓

モルティな甘み/レーズン/ダークフルーツ/柑橘/バニラ/香ばしいスモーキー/木の甘さ/バランス良し

味わい

味わいの第一印象はオレンジを思わせる柑橘のニュアンスとクリーミーなバニラが強力です。

次いでガッツリとしたモルティな甘さに、若干の焦げ感を伴う香ばしい木の要素黒糖のニュアンスが表出してきます。またレーズン系のダークフルーツのような甘さとビターさのバランスの良さが際立ってきていますね。

優しいスモーキーさやシェリー樽に由来するスパイシーさが味わい全体のバランスを整えていますね。

かなり複雑で深い味わいなので全て捉えきれていないようにも思いますが、それだけの可能性を感じさせてくれました!

↓感じ取れる風味↓

オレンジ系柑橘/クリーミー/バニラ/モルティ/トースティ/木の甘さ/黒糖/ダークフルーツ/レーズン/ビター/スパイシー/優しいスモーキー

余韻

余韻でまず最初に訪れるのはシェリー樽由来のスパイシーさです。

暖かい樽香と花畑のようなフローラル感も長く続いています。そしてダークなビター感に移ろい、消えていきます。

軽やかでありつつ多様な香りが余韻まで残っているというとても不思議な感覚になりました。

1 2 3

「ロッホローモンド シグネチャー」飲み方について

さて、ここまではストレートにてボトルのレビューをしてきました。

そこで「ロッホローモンド シグネチャー」はどの飲み方が一番美味しいのでしょうか。王道の飲み方である「トゥワイスアップ・ロック・ハイボール」の3種類で比較してみましょう!

飲み方について深く掘り下げた記事も書いているのでご参考までにリンクを貼っておきます!

トゥワイスアップでは…?

ポイント

加水すると土っぽいドライな風味を土台にして,柑橘感ウッディな樽感を強く感じます。シェリーの要素はあまり感じませんが,うっすらとドライフルーツの甘さがいるのが確認できます。

味わいは圧倒的にバニラの甘さが前面におり,口当たりがとてもクリーミーですね!次いで強い味わいは渋めのレーズン感です!そして余韻にかけてはビターチョコのようなほろ苦さが非常に長く残ります。

ロックでは…?

ポイント

ロックではモルティ感柑橘,そしてバナナ感が前面に出てきました。そしてフローラルな要素とエステリーな甘みが感じられます。

ウッディ系のビターさと少しピリつくスパイス感も僅かに存在しています。

冷やしても卓越したバランスが崩れず,ネガティブな風味が湧いてこないのがとても素晴らしいですね!美味!

ハイボールでは…?

ポイント

ハイボールにするとしっかりとしたレモン感ウッディな甘い香りが出てきました。木の甘さはさながらウエハースのようにも感じられます。

口当たりが非常にクリーミーであり,やはり冷えたことでビター感は強調されています。鼻から抜ける香りは柑橘系が主体ですね!


おすすめの飲み方

ロッホローモンド シグネチャー」のおすすめの飲み方は「ロック」です!

冷やすことによって全体的に引き締まり,バランス感が良くまとまりました。幅広い味わいを感じられるのに加えて飲みやすさが卓越したのがロックであったため,一番おすすめな飲み方はロックであると判断しました!!

「ロッホローモンドシグネチャー」総評

最後に総評に入りたいと思います!まずはレーダーチャートから!

さてさて、気になる点数は…

ー85点ー

点数の理由と評価

まずロッホローモンド蒸留所の原酒のみで構成された、世にも珍しいシングルブレンデッドウイスキーであるというところに斬新さや新しいものの魅力を強く感じました。

またブレンデッドウイスキーらしく当たり前にかなり飲みやすいのですが、同じ蒸留所の原酒同士の相性の良さがなせる技か、バランス感が卓越していたように感じます。甘みやスモーキー等の各原酒の個性はあれど、各々の個性が互いに尊重し合っているような感覚でした。

現在通販等では若干価格の高騰が見受けられますが、店頭では2000円程度で販売されている時もあるのが非常に嬉しく、この価格帯の中では相当上位に来る完成度の高い味わいであるといえます。

ロッホローモンドはオフィシャルボトルも多様ですので、このボトルから入り次のボトルに派生していくのもまた、非常に楽しみな部分となり得ますね。

ロッホローモンド シグネチャー」は最強のバランス感と最強のコスパを誇るとても素晴らしいボトルでした!皆さんにも是非飲んでいただきたいと強く思っています!

各種SNS運用中!
フォローしてね👍

レビューに使用した道具たち

グラス:ツヴィーゼル

ジガーカップ:JOYONEというメーカーのものをAmazonで購入して使っています。
正直計りたい分量が計れるものであれば何でもいいと思います!