記事の概要
ある程度ウイスキーを飲み進めて行くと「ボトラーズ」というものに興味が出てくるのは必然であると思います!
ボトラーズという分類があるのは知っていても、どんな業者・ブランドがあるのかイマイチわかり難いところもあると思います。
そこでこの記事では…
- ボトラーズってなに?
- どんな業者・ブランドがいるの?
といった点を解説することで、スコットランドのボトラーズ業界の概要が理解できるような内容を取りまとめていきます。ボトラーズに興味を持っている方は是非覗いていってください!
ボトラーズ(独立瓶詰業者)ってなに?
オフィシャル ⇔ ボトラーズ
現在商品化されているウイスキーには「オフィシャルボトル」と「ボトラーズ」の2種類があります。
オフィシャルボトルはその名の通り、ウイスキーを生産する蒸留所が自ら商品化して販売しているボトルのことを指します。例えば、ザ・グレンリベット蒸留所が出すザ・グレンリベット12年のような感じですね。
ボトラーズボトルは蒸留所及びその所有企業から独自に樽を買い付けて、ボトラーズ各社のラベルを貼って販売されるボトルのことを指します。ボトラーズ各社はそれぞれ独自の商品ブランドを持ち、統一感のあるラベルデザインで販売していることが多いです。
ボトラーズの歴史
ここで、ボトラーズ事業が栄えた背景にある歴史を確認しておきましょう!
ボトラーズのルーツ
ボトラーズのルーツは昔のスコットランドで主流だったウイスキーの販売方法にあるとされています。1853年、アンドリュー・アッシャーが蒸留所から仕入れた原酒を独自にブレンドして「アッシャーズ・オールド・ヴァッテッド・グレンリベット・ウイスキー」というブランドで販売をはじめました。
このように19世紀中盤頃より、個人の店舗が蒸留所から原酒を仕入れてブレンドしたものを、店のブランドとして売り出すという販売方法が一般的となっていました。
この販売方法が現在のボトラーズ業界のルーツであると言われています!
ボトラーズシングルモルトの発展
1800年代、当時のウイスキー業界では「蒸留所から買い付けた原酒はブレンドして売るのが常識である」という風潮がありました。
そんな中で1895年に創設されたゴードン&マクファイル社が蒸留所から購入した原酒をそのままシングルモルトとして販売するという戦略に打って出ました。
もちろん周囲の同業者からは笑いものにされてしまいましたが、徐々に世間はシングルモルトの可能性に気づき始め、人気を集めるようになります。こうしてボトラーズ業界でシングルモルトを販売することが一般的と考えられるようになりました。
そして今では、蒸留所の潜在能力を表出させるシングルモルトのボトラーズという形でコアなファンを集めるようになっています。もちろんブレンデッド系のボトラーズブランドもあり、シングルモルトよりも手頃な価格帯のものが多いです。
ボトラーズボトルに見られる特徴
オフィシャルボトルは年中通して販売されているため,多くの樽原酒をもとに均一に味を整えて大量生産されているのが特徴です。しかしボトラーズでは特徴を際立たせた個性的な商品構成を意識した、少量生産向きのボトリングがなされています。
具体的には下記のような試みなどを行うことで、蒸留所の個性の違った側面が引き出されているのが特徴になります!
ボトラーズ事業で行われる試みの例
- オフィシャルとは異なる樽構成でボトリング
▶「オフィシャルではバーボン樽原酒のみだが、独自にシェリー樽で熟成させてボトリングをする」など熟成に特徴的な樽を活用することで、原酒のさらなるポテンシャルを引き出します。
- カスクストレングス
▶樽出し後、加水をしないでボトリングすること。一般的には熟成を終えた原酒は、加水によりアルコール度数が整えられていますが、あえて加水しないことでより強く個性を感じられるようになります。
- シングルカスク
▶とある一樽で熟成させた原酒のみでボトリングすること。ウイスキーは各樽ごとに全く違う味わいになるため、通常は味を均一化するために複数の樽原酒をブレンドした後にボトリングされています。敢えて一樽のみからボトリングすることで、その樽で育まれた唯一の味わいを楽しめるようになります。
- ノンカラーリング
▶ウイスキーにカラメル色素等による色味調整を行わないこと。スコットランドではウイスキーの色素調整荷カラメル色素を使用することが認められています。しかし色素等を敢えて無添加とすることで、よりピュアな本来の特徴を表現することができます。
- ノンチルフィルタード
▶ボトリング前に冷却濾過(チルフィルタード)を行わないこと。ウイスキーは冷却濾過を施さなかった場合、温度が下がると沈殿物が生じてしまいます。沈殿物自体は無害ですが、見た目の問題上冷却濾過により除去されています。
しかしながら濾過を行うことで沈殿物とともに香味成分も多少取り除かれてしまうという欠点がありました。そこで低温時の沈殿物を許容し、冷却濾過を施さないことで、樽で培われた本来の味わいを活かすことができます。
ボトラーズ業者とブランド
スコットランドの代表的なボトラーズ会社・ブランドの特徴についてまとめていきます!
ゴードン&マクファイル社
ゴードン&マクファイル社(以下G&M社)は1895年にスペイサイドのエルギン地区で高級食料品店として創業しており、その一環で20世紀初頭頃から自社ブランドのウイスキーをリリースしていました。
歴史の深さゆえか保有する原酒の量は非常に多く、樽詰めされた状態で自社のエルギンの倉庫に収められています。ボトリングに際しては同じくエルギン周辺のグレンラトリックの水を活用して度数を調整しています。
G&M社は世界中に多くのファンを抱えるボトラーズ業界の老舗であり、時には蒸留所ですら枯渇してしまっているような超長期熟成のモルトがリリースされることもあります。また1992年にベンロマック蒸留所を買収しており、現在も所有者となっています。
ブランド一覧表
connoisseurs choice (コニサーズチョイス) | generations (ジェネレーションズ) |
private collection (プライベートコレクション) | distillery lavel (蒸留所ラベル) |
discovery (ディスカバリー) | |
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各ブランドの詳細
connoisseurs choice
ポイント
1968年から続くG&M社の代表的なブランドであり、100にも及ぶスコットランドの蒸留所から2000以上のボトルが発売されています。全ての蒸留所に存在する独自の個性とストーリーを尊重し、その新たな一面をボトラーとして表現しています。
ラベルには蒸留所や樽の種類などの様々な特徴が描かれているので、気になる蒸留所を徹底的に楽しむには欠かせないシリーズです!
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generations
ポイント
ジェネレーションズという名前は、G&M社が4世代にわたって家族経営されており、世代を超えて何十年も熟成されているウイスキーのことを意味しています。
その意味の通りリリースされた商品はモートラック70年やグレンリベット80年など、規格外の超長熟原酒をボトリングしたブランドになります!人生で一度は飲んでみたいものです…
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private collection
ポイント
特定の蒸留所・特定のヴィンテージに着目し、40年程度の超長熟の原酒がシングルカスク・カスクストレングスでボトリンングされたブランドになります。
原酒の良さが最大限発揮されているタイミングでボトリングされるため、最新のリリースに要注目です!
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distillery lavel
ポイント
1960年代から続く、G&M社にのみボトラーリリースを許した蒸留所の公認ラベルが使用されたシリーズです!厚い信頼を有していなければ,各蒸留所のブランドをそのままのラベルでボトラーリリースをすることはほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。
しかしG&M社はその圧倒的な品質の高さから、業界における圧倒的な信頼を獲得しているため、これを可能としてしまいました。蒸留所も認める圧倒的な品質のシングルモルトを是非お試しください!
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discovery
ポイント
G&M社のブランドのなかでは最もリーズナブルであり、その名の通り様々な発見をするには最適のシリーズでしょう。
スモーキーやシェリー感など、味わいの軸を定めてボトリングされているため、多くの人が作り手の意図を感じやすいのが特徴になります。ボトラーズに興味をもったばかりの方には最適なシリーズです!
ウィリアムケイデンヘッド社
ウィリアムケイデンヘッド社は1842年にスコットランドのアバディーンで創業されました。スコッチ最古のボトラーであり、G&M社と共にボトラー業界の2大巨頭と言えるでしょう。現在は本拠地をキャンベルタウンに移しており,その運営はスプリングバンクの現オーナーであるJ&Aミッチェル社によって行われています。
リリースされるボトルは基本的にノンチル・ノンカラーであり、多くがカスクストレングやシングルカスクもしくはスモールバッチになっています。ラベルには樽番号や瓶詰め日などをはじめとして多くの情報が記載されているのも人気の秘訣です!
ブランド一覧表
Original collection (オリジナルコレクション) | World Whiskies (ワールドウイスキーズ) |
Closed Distilleries (クローズドディスティラリーズ) | Single Cask (シングルカスク) |
Small Batch Cask Strength (スモールバッチ カスクストレングス) | Small Batch 46 (スモールバッチ46) |
Cadenhead Creations (ケイデンヘッド クリエイションズ) | William Cadenhead Range (ウィリアムケイデンヘッドレンジ) |
Authentic Collection (オーセンティックコレクション) | |
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各ブランドの詳細
Original collection
ポイント
オリジナルコレクションはコアなファンだけでなく、多くのウイスキー好きの人向けに作られた同ボトラーで最もスタンダードなブランドです。
通常ボトラーリリースの多くは,とある特定の個性を際立たせた物が多いですが、オリジナルコレクションはタイプの異なる樽原酒を組み合わせることで多様なスタイルを表現しています。また度数も46%に整えられているものが多いです。
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World Whiskies
ポイント
スコットランド国外のモルトやスコッチグレーンなど、ニッチなジャンルのウイスキーが,シングルカスク・カスクストレングス・ノンチル・ノンカラーでボトリングされるブランドになります!
アイルランドやアメリカなどの5大ウイスキーのほか、日本やオーストラリア、ニュージーランド、インドなどのウイスキーがリリースされています。
こちらもケイデンヘッドのショプ限定なので入手は非常に困難かと思います…
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Closed Distilleries
ポイント
その名の通り、すでに閉鎖されてしまった蒸留所の貴重な原酒からリリースされるブランドです。こちらもシングルカスク・カスクストレングス・ノンチル・ノンカラーであり、少量生産のため非常に高い価値のブランドであることがわかります…
ケイデンヘッドのショプ限定なので入手は非常に困難かと思います…
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Single Cask
ポイント
スコットランドのシングルモルトをシングルカスク・カスクストレングス・ノンチル・ノンカラーでボトリングしたブランドになります!上記のブランドと異なり、こちらは世界に向けて販売されています。
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Small Batch Cask Strength
ポイント
その名の通り2〜4個の樽のみをヴァッティングし、カスクストレングス・ノンチル・ノンカラーでボトリングしたシングルモルトのブランドになります!
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Small Batch 46
ポイント
とある蒸留所のモルト原酒について最大3個の樽をヴァッティングし、度数を46%に整えてノンチル・ノンカラーでボトリングされるブランドになります!
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Cadenhead Creations
ポイント
最大3つの樽原酒をヴァッティングしたブレンデッドモルト、もしくはブレンデッドグレーンとして販売されるブランドになります。
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William Cadenhead Range
ポイント
ケイデンヘッド社が扱う幅広いモルトの中で蒸留所名の公開されていないモルトがボトリングされるブランドになります。シングルモルトとブレンデッドの両方があり、カスクストレングスのものと度数を46%に整えたものがあります。
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Authentic Collection
ポイント
スコットランドのシングルモルトウイスキーをシングルカスク・カスクストレングス・ノンチルフィルタード・ノンカラーでボトリングしたブランドです。
シングルカスクのため少量生産ではありますが、その時にしか味わえない唯一の旨味を感じるとことができます!
ケイデンヘッドのショプ限定なので入手は非常に困難かと思います…
アンガスダンディー社
アンガスダンディーは約60年程の歴史を持っており、ロンドンを拠点とした家族経営の業者になります。同社は「トミントール蒸留所」と「グレンカダム蒸留所」の2蒸留所を所有しており、オフィシャルのシングルモルトもリリースされています。
ブランド一覧表
オールドバラントルーアン | グレンカーク |
スモーキージョー | グレンパーカー |
各ブランドの詳細(タップで開く)
各ブランドの詳細
オールドバラントルーアン
ポイント
同社所有のスペイサイドのトミントール蒸留所で作られたシングルモルトウイスキーになります。
スペイサイド産にもかかわらずフェノール値55ppmとかなりスモーキーであり、アイラ島とはまた異なるヘザーハニーのような甘さを伴っています。
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グレンカーク
ポイント
スペイサイド産のシングルモルトではありますが、詳細は秘密となっています。グレンは「谷」を、カークは「教会」を意味しています。
スペイサイドらしいフルーティかつクリーミーな味わいが特徴です。
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スモーキージョー
ポイント
スコットランド南西のアイラ島で蒸留されたモルトを使用したブレンデッドモルトですが、その詳細は明かされていません。名前の通りにアイラ島らしい強いピート感と潮のようなヨード感が特徴です。
味わいのインパクトを高めるために、度数が高めの46%でボトリングされています。
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グレンパーカー
ポイント
こちらも詳細の明かされていない、スペイサイドのモルトが使用されたシングルモルトウイスキーになります。オーク樽熟成の原酒が使われており、まろやかで円熟感のある味わいが特徴です!
公式サイト▶angusdundee.co.uk
ブラックアダー社
ブラックアダー社は1995年、イングランドのサセックス州でロビン・トゥチェック氏が創業したボトラーズ業者です!樽出し原酒には樽の表面から剥がれた木片などが浮遊していますが、それらを全く除去せずに、そのままボトリングする「ロウカスク」という概念を作り出しました。
同社のブランドは、ロウカスクを基本としてシングルカスク・ノンチルフィルタード・ノンカラーのものがほとんどで、原酒と樽のみが生み出した個性がそのまま味わえるのが特徴です!
ブランド一覧表
ロウカスク | ステートメント |
ブラックスネーク | レッドスネーク |
レジェンダリー | ピートリーク |
スモーキングアイラ | オールドマンオブホイ |
ブレアフィンディ | アムルット |
キメラ | パフアダー |
ドロップ・オブ・ジ・アイリッシュ | アバディーンディスティラーズ |
ジャパニーズウイスキー | リバーズタウン |
各ブランドの詳細(タップで開く)
各ブランドの詳細
ロウカスク
ポイント
シングルカスク/カスクストレングス/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
ロウ(ROW)は「生の」を意味する英単語です。その意味の通り加水や冷却濾過等の処理は皆無で、樽出し原酒がそのままボトリングされたブランドです。
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ステートメント
ポイント
シングルカスク/カスクストレングス/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
高級感あふれる化粧箱に、証明書付きというブラックアダー社の最高級ブランドになります。ロビン氏によって選ばれた樽のみがステートメントとしてボトリングされることが許されています。
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ブラックスネーク
ポイント
バーボン樽/シェリー樽フィニッシュ/カスクストレングス/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
厳密な契約のため蒸留所名は明かせませんが、スコットランドの某人気モルトが使用されています。複数のバーボン樽原酒をオロロソもしくはPXシェリーのバットで約1年の後熟を行っています。
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レッドスネーク
ポイント
バーボン樽/シングルカスク/カスクストレングス/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
中身のモルトはブラックスネークと同じになります。異なる点としてレッドスネークはバーボン樽熟成のシングルカスクとしてボトリングされています。
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レジェンダリー
ポイント
シングルカスク/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
スコットランドの有名なシングルモルト、もしくはそれにティースプーンモルトが加えられたボトルになります。
ガイアフロー社の通販サイトである「WHISKY PORT」にて販売されています。(売り切れの場合が多いようです(泣))
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ピートリーク
ポイント
ピーテッドタイプ/シングルカスク/カスクストレングス/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
蒸留所名非公開ですがスコットランドの有名なシングルモルトになります。ピートリークはピートの焚かれたスモーキーな燻製香のことを表しており、アイラ島らしいヘビーピートの風味が特徴となっています!
また同シリーズの中で、より厳選された樽をボトリングした「ピートリーク・エンバース」という上位グレードがあります。
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スモーキングアイラ
ポイント
ピーテッドタイプ/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
スモーキーなアイラモルトの髄を極めたボトルが「スモーキングアイラ」になります。蒸留所名非公開のシングルモルトとして、もしくはもう一箇所他の蒸留所のシングルモルトを加えたブレンデッドモルトとして販売されています。
アイラ島は各蒸留所が個性を放っているので、どこの蒸留所のモルトが使われているのかを吟味するのが楽しそうですね!
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オールドマン・オブ・ホイ
ポイント
ピーテッドタイプ/シングルモルト/シングルカスク/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
「オールドマン・オブ・ホイ」はオークニー諸島にある奇岩のことです。オークニー諸島にある蒸留所は2箇所のみですが、ピーティということからお察しのとり「北の巨人」と称されているウイスキーになります!
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ブレアフィンディ
ポイント
シングルカスク/カスクストレングス/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
蒸留所名非公開ですが、スペイサイドで何世代にも渡る家族経営がなされている有名な蒸留所のモルトです。直火蒸留を始めとした伝統的な製法が生み出す美味が凝縮されています。
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アムルット
ポイント
シングルカスク/カスクストレングス/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
名前の通りインドのアムルット蒸留所のウイスキーが使用されています。インドのアムルットをボトラーズとして商品化できるのはブラックアダー社のみになります。
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キメラ
ポイント
ブレンデッドモルト/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
複数の獣をかけ合わせたキメラのように、複数の蒸留所のモルト原酒がブレンドされたシリーズになります。キメラシリーズのボトルは、全て構成原酒が異なっているため無限の楽しみを秘めています。
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パフ・アダー
ポイント
ブレンデッドモルト/ピーテッド/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
キメラに続いて作られたピーテッドタイプのブレンデッドモルトブランドになります。ラベルに描かれる白い蛇が吐く白い息はそのスモーキーさを連想させてくれます。
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ドロップ・オブ・ジ・アイリッシュ
ポイント
シングルカスク/カスクストレングス/バーボン樽/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
歴史と伝統を守り続ける有名なアイリッシュウイスキーが使用されたボトルです。アイリッシュウイスキーの独自性とブラックアダーのスタイルが融合した素晴らしい個性がそこにあります。
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アバディーン・ディスティラーズ
ポイント
シングルカスク/加水あり/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
スコットランドの有名な蒸留所の原酒が使用されており、ボトルごとに蒸留所名の記載があります。ブラックアダー社としては珍しい加水タイプでありアルコール度数が46%に整えられています。
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ジャパニーズ・ウイスキー
ポイント
ジャパニーズウイスキー/シングルカスク/カスクストレングス/ノンチル/ノンカラー/軽度な濾過のみ
今では希少価値の高まるジャパニーズウイスキーですが、ブラックアダー社からもわずかにリリースがあります。これまでは秩父蒸留所・江井ヶ嶋蒸留所・マルス信州蒸留所のボトルがリリースされています。
直販サイトでのリリースタイミングは非公開とのことなので、メルマガの登録が推奨されています。
(※1)ティースプーンモルトとは
各地に点在する蒸留所の中には、自身のブランドが汚されることを嫌ってボトラーズ販売を許さない蒸留所もあります。しかし飲み手側からすれば、好きな蒸留所の異なる一面を見てみたいという意見も至極真っ当でしょう。そこで対象のシングルモルトにスプーン一杯分の他の蒸留所のモルト原酒を加えることで、ブレンデッドモルトとして販売するという手法が生まれました。こうすることでシングルモルトの名誉を守りつつ、99.999%のメインモルトをファンが楽しめるようになっているのです。
コンパスボックス社
コンパスボックス社は2000年、アメリカ人のジョン・グレイザー氏によってエジンバラに設立された会社になりますが,現在本社はロンドンに移転されています。
一般的なボトラーズではシングルモルトやシングルグレーンのリリースが多いですが、コンパスボックスではブレンデッドやブレンデッドモルトも銘柄が中心になります。個性あふれる販売戦略により、「コンセプトウイスキー」という言葉の流行のきっかけの一つを形作った企業になります。
ブランド一覧表
Artist brend (アーティストブレンド) | Glasgow blend (グラスゴーブレンド) |
Hedonism (ヘドニズム) | Orehard-House (オーチャードハウス) |
The-Story-of-the-Spaniard (ザ ストーリー オブ ザ スパニアード) | The-Spice-Tree (ザ スパイス ツリー) |
The-Peat-Monster (ザ ピート モンスター) | Oak-Cross (オーククロス) |
各ブランドの詳細(タップで開く)
各ブランドの詳細
Artist brend
ポイント
ハイランド地方のモルト原酒をキーとしたブレンデッドウイスキーのブランドになります。レシピの55%はハイランド地方のモルト原酒であり、ブレンデッドウイスキーとしてはモルトの比率が高めになります。
残りの45%はローランド地方で作られたグレーンウイスキーがブレンドされていますが,このレシピは約100年ほど前から存在するレシピにインスパイアされているとのことです。
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Glasgow blend
ポイント
オロロスシェリー樽熟成の原酒とアイラ島のピーティな原酒という、稀有な組み合わせでブレンドがなされています。またモルト比率が約65%程度と高めであることから、より原酒の特徴を捉えやすくなっています。
元来フルボディで風味の豊かなウイスキーを好むグラスゴーの人々を意識して作られたのがこのボトルになります。シェリーとスモーキーが混ぜ合わされたリッチな味わいを感じてみてはいかがでしょうか?
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Hedonism
ポイント
ヘドニズムはブレンデッドグレーンウイスキーになります。使用される原酒は良質なアメリカンオーク樽で熟成されており、濃厚でクリーミーなバニラ感が特徴です。
原酒の組み合わせは年ごとに異なっており,公式ホームページにレシピが載っているので気になる方は是非ご覧ください。
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Orchard House
ポイント
オーチャードハウスはブレンデッドスコッチウイスキーになります。リンクウッドやクライヌリッシュをはじめとしたフルーティなモルトを厳選し、ブレンドされています。
詳細なレシピは公式サイトに載っているので、興味のある方は是非覗いてみてください!
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The Story of the Spaniard
ポイント
このボトルブランドはブレンデッドスコッチウイスキーになります。ティーニニックやグレンダラン、グレンエルギンなどのモルトが中心にブレンドされているようですが、複数のことなるレシピが存在しています。
こちらも詳細なレシピは公式サイトに載っているので、興味のある方は是非覗いてみてください!
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The Spice Tree
ポイント
スパイスツリーはブレンデッドモルトスコッチウイスキーになります。部材ごとにフレンチオークとアメリカンオークを組み合わせたカスタムメイドの樽で熟成させた原酒が使用されています。
バルミニックやグレンマレイのモルトを中心にブレンドされています。こちらも詳細なレシピは公式サイトに載っているので、興味のある方は是非覗いてみてください!
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The Peat Monster
ポイント
ピートモンスターはブレンデッドモルトスコッチウイスキーになります。ラフロイグとカリラが中心にブレンドされており、アイラモルトらしいスモーキーさとヨード感が特徴的です。
こちらも詳細なレシピは公式サイトに載っているので、興味のある方は是非覗いてみてください!
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Oak Cross
ポイント
オーククロスはブレンデッドモルトスコッチウイスキーになります。アメリカンオークとフレンチオーク熟成の原酒が使用されており、バニラ感とスパイシーさのバランスが良いのが特徴です
ダルユーインとクライヌリッシュ,そしてもう一つの非公開蒸留所原酒の3種類のモルトがブレンドされています。
こちらも詳細なレシピは公式サイトに載っているので、興味のある方は是非覗いてみてください!
ダグラスレイン社
ダグラスレイン社は1948年にダグラス・レイン氏によって設立されました。ボトラーズ事業に参入したのは「オールドモルトカスクシリーズ」を発表した1998年からになります。
2013年には会社がダグラスレイン社とハンターレイン社に分かれ、それぞれボトラーズ業を営んでいます。近年ではスコットランド各地の特徴を反映したブレンデッドモルトとして「リージョナルモルトシリーズ」が有名となっています!
ブランド一覧表
ビッグピート | スカリーワグ |
ティモラス ビースティ | ロック アイランド |
ザ エピキュリアン | ザ ゴールドロンズ |
オールドパティキュラー | プロベナンス |
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各ブランドの詳細
ビッグピート
ポイント
リージョナルモルトシリーズのうち「アイラ島」のモルトをブレンドした銘柄になります!BIG PEAT(強いピート感)とBIG PETE(ピートおじさん)をかけた言葉遊びからつけられた名前になります。
アイラ島のおじさんをイメージしたイラストが描かれたラベルを特徴としており,アードベッグ、カリラ、ボウモア、ポートエレンのモルトがブレンドされています!
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スカリーワグ
ポイント
リージョナルモルトシリーズのうち「スペイサイド」のモルトをブレンドした銘柄になります。可愛らしい犬の仕草を表す「スウィート」というスラングと、スウィートの本来の意味である「甘い」という言葉を掛け合わせて、チャーミングな犬のイラストがラベルに描かれています。
マッカラン,モートラック,グレンロセスなどのシェリー樽熟成を特徴とした蒸留所の原酒を中心としてブレンドされています。
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ティモラス・ビースティ
ポイント
リージョナルモルトシリーズのうち「ハイランド」のモルトをブレンドした銘柄になります!作家ロバートバーンズの作品である「二十日鼠へ」に登場する小さなネズミをモチーフとして、ティモラス・ビースティ(かよわきケモノ)という名前がつけられました。
ブレアアソール、ダルモア、グレンゴイン、グレンギリーをはじめとした華やかなハイランドモルトがブレンドされています。
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ロックアイランド
ポイント
リージョナルモルトシリーズのうち「アイランズ」のモルトをブレンドした銘柄になります!
アイランズらしいソルティな潮風を彷彿とさせるようなスパイシーな味わいが特徴的です。アランやジュラを中心に複数のアイランズモルトがブレンドされています。
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ザ・エピキュリアン
ポイント
リージョナルモルトシリーズのうち「ローランド」のモルトをブレンドした銘柄になります!
グラスゴーでエピキュリアン(遊び人)と呼ばれた人物のイラストがラベルに描かれています。オーヘントッシャンとグレンキンチー、そしてもうひとつのシークレットモルトはブレンドされています。
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ザ・ゴールドロンズ
ポイント
リージョナルモルトシリーズのうち「キャンベルタウン」のモルトをブレンドした銘柄になります!キャンベルタウンはかつてスコッチウイスキーの聖地と呼ばれるほど、ウイスキーの生産の中心地でした。
その頃の栄華を想起させるラベルデザインは、ワールドウイスキーデザインアワードでベストラベルデザイン賞を獲得したこともあります。グレンスコシアを中心に複数のモルト原酒がブレンドされています。
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オールドパティキュラー
ポイント
ダグラスレイン社がハンターレイン社と分断した際、新たにフラッグシップシリーズとしてリリースされたのがオールドパティキュラーになります。
度数は48.4度か51.5度に統一されており、各原酒のポテンシャルが光ったタイミングでボトリングされています。より長期間熟成されたものは「エクストラオールドパティキュラー」としてカスクストレングスでボトリングされています!
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プロベナンス
ポイント
ノンカラー・ノンチルフィルタードでボトリングされており、樽の個性を強く感じることができるシリーズになります。
アルコール度数は加水により46%に統一されていますが、2016年のラベル刷新以降はシングルカスクでのボトリングがなされています。
ハンターレイン社
ハンターレイン社は2013年にダグラスレイン社から別れたスチュアート・レインらによって設立されたボトラーズ企業になります。ダグラスレインの主力ブランドであったオールド・モルト・カスクやオールド&レアはハンターレインに引き継がれています。
ブランド一覧表
アイラ・ジャーニー | ハイランド・ジャーニー |
キャンベルタウン・ジャーニー | へブリディアン・ジャーニー |
スカラバス | オールド・モルト・カスク |
オールド&レア | |
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各ブランドの詳細
アイラ・ジャーニー
ポイント
「旅するウイスキー」シリーズのうち、アイラモルトを使用したブレンデッドモルトウイスキーになります。
7年前後の熟成を経たアードベッグ・ラガヴーリン・ラフロイグ・ブナハーブン・カリラの原酒が使用されており,アイラモルトの長所であるスモーキーさやヨード感がしっかりと表現されています。
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ハイランド・ジャーニー
ポイント
「旅するウイスキー」シリーズのうち、ハイランドモルトを使用したブレンデッドモルトウイスキーになります。
7年前後の熟成を経たブレアアソール・クライヌリッシュ・グレンゴインの原酒が使用されており,ハイランドらしい甘くフルーティな味わいがしっかりと感じ取れます。
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キャンベルタウン・ジャーニー
ポイント
「旅するウイスキー」シリーズのうち,今年に新たにリリースされたキャンベルタウンモルトに着目したブレンデッドモルトウイスキーになります。
キャンベルラウンに所在する少数の蒸留所のモルトのうち,4〜6年程度の熟成を経た原酒が採用されており,濃厚かつ華やかなフルーティさを特徴としています。
スプリングバンクやグレンガイルのモルトももちろん入っているでしょうね…!
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へブリディアン・ジャーニー
ポイント
「旅するウイスキー」シリーズのうち,今年の新作としてリリースされたへブリディーズ諸島のウイスキーに着目したブレンデッドモルトウイスキーになります。
アイラ島の複数の蒸留所の原酒およびアイル・オブ・ジュラの4〜6年熟成の原酒が使用されており,適度なピートスモークと爽快な潮風のテイストが表現されています。
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スカラバス
ポイント
蒸留所名は非公開ですが、アイラ島のシングルモルトウイスキーがボトリングされています。
スカラバスは「岩の多い場所」を意味するアイラ島の秘境の地名から名付けられました。ラベルに描かれる日照計は旺盛な好奇心と強い探究心を表しています。
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オールド・モルト・カスク
ポイント
ハンターレイン社を代表するフラッグシップブランドになります!
ボトリング時の度数は一部を除いて50%に統一されており、ノンチル・ノンカラーのため樽の個性を強く感じられます。様々な蒸留所のシングルモルトの異なる一面を楽しむことができます!
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オールド&レア
ポイント
OMCよりも圧倒的にリリースが少なく、超長期熟成の原酒が使用されたハンターレイン社の最高峰ブランドになります。リリースされるボトルの多くが30年以上の熟成を経ており、シングルカスク・カスクストレングスでボトリングがなされています。
ダンカンテイラー社
ダンカンテイラー社は1938年にアメリカ人のアベ・ローゼンベルグ氏によって創設されました。作られるボトルは彼が樽買いしていたコレクションからボトリングされているとのことです。
このコレクションは1960年代に蒸留された樽が多いらしく、ノンチル・ノンカラー・長期熟成などファンに刺さるブランディングで人気を集めました。2001年以降現在の会社に引き継がれており、場所もハントリーに移されていおます。
ブランド一覧表
ダイメンションズ | ダンカンテイラーシングル |
オクタブ | ブラックブル |
各ブランドの詳細(タップで開く)
各ブランドの詳細
ダイメンションズ
ポイント
ダイメンションズは様々なシングルモルトの個性を際立たせた、ダンカンテイラー社のメインシリーズであり,基本的にシングルカスク・カスクストレングスでボトリングされています。
また時には数樽をヴァッティングしたり,若干の加水をしたりと,ウイスキーの魅力が最大限に引き出されているのが特徴です。
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ダンカンテイラーシングル
ポイント
シングルは超長熟のシングルモルトをシングルカスク・カスクストレングスでボトリングした、プレミアムなブランドになります。
またリリースの少ない蒸留所のモルトがボトリングされることも多く、ファンには深く刺さるラインナップと言えるでしょう。化粧箱もレザーが使用されたゴージャスなものであり、極上の特別感を得られます。
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オクタブ
ポイント
オクタブというのは容量50リットル程度の非常に小さい樽のことを表しています。その名の通り原酒に対してオクタブで追加の熟成を行うことで,複雑な風味づけを狙ったシリーズが”オクタブ”になります!
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ブラックブル
ポイント
ブラックブルはダンカンテイラー社が手がけるブレンデッドウイスキーのブランドであり「カイロー」と「ピーテッド」の2種類があります。
カイローはバーボン樽とシェリー樽熟成を経たスペイサイドモルトとグレーンウイスキーがブレンドされており、華やかさが特徴です。ピーテッドは文字通りピーティな原酒が使用されていますが、甘さやフルーティさとのバランスが良いです。
イアンマクロード社
スカイ島の氏族であるマクロード家によって設立されたボトラーズ企業になります。ボトラーズやブレンデッドウイスキー業界の中では、保有する樽の数がトップクラスに多いと言われています。
2003年にはグレンゴイン蒸留所、2011年にはタムドゥー蒸留所を買収してオーナーとなっており,最近ではローズバンク蒸留所の再建を発表したことで話題を呼びました。
ブランド一覧表
As We Get It (アズ ウィーゲット イット) | Chieftains (チーフタンズ) |
Macleod's Malts (マクローズモルト) | Sheep Dip (シープディップ) |
Shieldaig (シールダイグ) | The Six-Isles (ザ シックス アイルズ) |
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各ブランドの詳細
As We Get It
ポイント
「As We Get It」は「樽からそのまま」の意味で、これは古くからカスクストレングスを指す言葉として職人たちの間で使われていました。蒸留所非公開のシングルモルトとしてハイランドとアイラの2種類がラインナップされています。
またノンチル・ノンカラー・シングルカスク・カスクストレングでボトリングされいることから,このボトルでしか味わえない楽しみが待っています。
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Chieftains
ポイント
イアンマクロード社が保有する、非常に珍しい閉鎖蒸留所の原酒などを含むコレクションからノンチル・ノンカラーでボトリングされています。
またラベルには木材の種類やボトル本数,熟成年,樽詰め日など,原酒にまつわる詳細な情報が記載されています。
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Macleod's Malts
ポイント
蒸留所名は非公開ですがハイランド・アイランズ・ローランド・スペイサイド・アイラの各地域ごとにフィーチャーしたボトルがリリースされています!
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Sheep Dip
ポイント
シープディップは羊洋の消毒剤を指していますが,これはかつての密造時代にウイスキーを隠す樽にSHEEP DIPと記載していたことから名付けられました。元々はMKダウズウエル社のブランドでしたが,現在はイアンマクロード社がブランドを買収して販売しています。
その構成については,8〜20年熟成のハイランド・スペイサイド・アイランズ・ローランド・アイラのモルトが16種類ヴァッティングされたブレンデッドモルトになります。
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Shieldaig
ポイント
シールダイグは主にフランス向けにリリースされるボトラーズブランドになります。スペイサイド(ノンエイジ/12年/18年)・ハイランド・アイラの5種類がリリースされているようです!
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The Six-Isles
ポイント
「ザ シックス アイルズ」は,その名前の通り,「アイラ・ジュラ・スカイ・マル・オークニー・アラン」の6島のモルトがブレンドされています。
グレーンウイスキーは使用されていないブレンデッドモルトであり,島ごとの個性が入り混じるエキサイティングなボトルです。
シグナトリー社
シグナトリー社は1988年、元々エジンバラでホテルマンとして働いていたアンドリュー・サイミントン氏とその弟であるブライアンによって設立されました。大きな”S”の文字が描かれたラベルや箱が印象的であり、ユニークな発想で作られたブランドのリリースで注目を集めました。
レディバーンやベンウィヴィスなどの幻級のウイスキーがリリースされたこともあり、話題を掻っ攫うこともあります。2002年にはエドラダワー蒸留所を買収しており、ウイスキー製造にも力を入れています。
ブランド一覧表
86 proof collection (86 プルーフコレクション) | cask strength collection (カスクストレングスコレクション) |
un-chillfiltered collection (アンチルフィルタードコレクション) | |
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各ブランドの詳細
86 proof collection
ポイント
熟成年数20年以下のスコットランド各地の蒸留所のモルトが幅広くリリースされています。ラベルの色には蒸留所ごとに異なるカラーコードが割り振られており,外観でどこのモルトかを判断することもできます。
アルコール度数は86プルーフに統一されていますが,日本で販売されているボトルの表記が43度であるため,これはアメリカンプルーフですね。
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cask strength collection
ポイント
熟成年数35年以下のスコットランド各地の蒸留所のモルトがリリースされるシリーズです。名前の通りシングルカスク・カスクストレングスでボトリングされていますが,比較的リーズナブルなブランド。
本物であることを証明する証明書付きの豪華なギフトボックス入りで販売されているため,所有欲をそそられるのもポイントです。
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un-chillfiltered collection
ポイント
アンチルフィルタードの名前の通り、冷却濾過を施さずにボトリングされるシリーズになります。
冷却濾過は通常、低温時に沈殿物が生じることを防ぐために施されますが、自然な風味を持つ麦芽由来の油脂なども除去されてしまいます。このブランドではあえて沈殿物を許容することで,樽ごとの自然な風味が尊重されています。
A.D.ラトレー
元々A.D.ラトレー(デュワラトレー)社は1868年にウイスキーブランドの正規販売代理店として創業しました。のちにモリソン・ボウモア社を経営していたモリソン家に買収され,現在も同社の傘下としてボトラー業が営まれています。
シングルモルトのボトラーリリースは2004年から行われており,圧巻のコストパフォーマンスからリリースのたびに完売となるケースが相次ぐほどの大好評。今ではインディペンデントボトラーとしてその地位を確立し,世界各国から厚い支持を受けるブランドに成長しました。
ブランド一覧表
Cask Collection | Vintage Cask Collection |
Casks of Scotland | Stronachie |
Bank Note | |
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各ブランドの詳細
Cask Collection
ポイント
スコットランドの各地方の蒸留所から興味深くレアな樽を調達し,熟成のピークを迎えたタイミングを見計らい,毎年6〜8蒸留所のシングルモルトがこの「カスクコレクション」からリリースされます。
ひとつの樽の原酒のみを加水することなくボトリングしているシングルカスク・カスクストレングスであり,濾過も最低限の粗濾過のみが施されます。
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Vintage Cask Collection
ポイント
ヴィンテージ・カスク・コレクションではA.D.ラトレーが所有する多彩な原酒のうち,最も精巧で希少なウイスキーのみで構成されるブランドになります。
同社は多様なカスクを日々監視していますが,徐々に真に優れた樽が明確となり,その希少な樽原酒が熟成の最盛期を迎えたタイミングで瓶詰めされます。
もちろんボトリングはシングルカスク・カスクストレングスであり,着色や冷却濾過が施されることもないため,最も純粋かつ自然な原酒の個性をダイレクトに感じることができます。
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Casks of Scotland
ポイント
カスク・オブ・スコットランドではスコッチウイスキーのうち,「スペイサイド・オークニー諸島・アイラ島」の3地区に所在する蒸留所のシングルモルトが各種リリースされています。
どれも無着色かつ冷却濾過が適用されておらず,アルコール度数は比較的高めの46%でボトリングされおり,各地域の個性が十分に反映されたテイストとなっています。
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Stronachie
ポイント
A.D.ラトレーは既に閉鎖してしまっているストロナキー蒸留所がかつて販売していた1904年のボトル(現存する4本のうちの1本)をオークションで入手し,このボトルのサンプルをテイスティングして他のハイランドモルトと比較しました。
その結果最も似た風味を持ち,同じような環境ウイスキー作りを行っているベンリネス蒸留所の原酒を使用することで,かつてのストロナキーの風味を再現したボトルシリーズがこの「ストロナキー」になります。
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Bank Note
ポイント
バンクノートは150年前に製造されていた象徴的なウイスキーブランドであり,それを現代版として5年熟成のプレミアムなブレンデッドウイスキーとして復刻させたシリーズになります。
ローランドのピュアなグレーン原酒が60%,スペイサイドとハイランドの高級なモルトウイスキーが40%使用されており,アルコール度数43%でボトリングされるまろやかな甘みを特徴としたボトルです。
アトムブランズ
アトムブランズは2008年にオンライン小売業を営むマスター・オブ・モルト社の設立とともに,その革新的な部門として形成されました。同社は設立以降ウイスキーをはじめとしてラムやジンなどを手がけていますが,特にウイスキーにおいてはブティックウイスキー(That Boutique-y whisky company)やダークネス(Darkness)などが著名なボトラーブランドとなっています。
同ブランドを手がけるマスター・オブ・モルト社はウイスキーマガジンの「ワールド・ベストオンラインウイスキー・リテイラー」に3度も輝き,そこに属するボトラーリリースでもWWAにおいてワールドベストブレンデッドやワールドベストグレーンなど様々な賞を受賞しています。
ブランド一覧表
ブティックウイスキー | ダークネス |
キャラクター・オブ・アイラ | |
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各ブランドの詳細
ブティックウイスキー
ポイント
ブティックウイスキー(That Boutique-Y Whisky Company)はアトムブランズの中でも代表的なボトラーブランドになります。
リリースの多くがシングルカスクやスモールバッチなどの少量生産となってしまうため,より多くの消費者にウイスキーを届けるために500mlという小さめのボトルが採用されています。
また個性的なラベルは「グラフィック・ノベルスタイル」と呼ばれており,各蒸留所にちなんだストーリーやジョークなどがイラストとして描かれています。
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ダークネス
ポイント
ダークネス(Darkness)シリーズもアトムブランズを代表するボトラーブランドのひとつであり,シェリーバットを10分の1のサイズに組み直したオクタブ樽で3ヶ月以上のフィニッシュを適用するのが特徴です。
小型の樽ではウイスキーの容量に対して樽に接する表面積が大きくなるため,短期間のうちに濃厚なシェリーの甘さが原酒付与されており,それらがカスクストレングスでボトリングされた贅沢なボトルです。
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キャラクター・オブ・アイラ
ポイント
キャラクター・オブ・アイラはアトムブランズの中でもアイラモルトに着目したボトラーブランドになります。アイラ島の蒸留所のモルトをオフィシャルとは異なる角度で仕上げた商品が充実しており,新たなアイラモルトの一面を覗くことができます。
エリクサーディスティラーズ
エリクサーディスティラーズ社はロンドンに拠点を構えるインディペンデントボトラーであり,1999年にスキンダー&ラジ・シン兄弟によって設立されたスペシャリティードリンクス社のボトラー部門にあたります。
同社が運営する店舗部門のザ・ウイスキー・エクスチェンジは数々のアワードを獲得しており,自社のボトラーブランドも世界20ヵ国以上に輸出。各国で好評を受けつつ年々成長を続けている企業です。
ブランド一覧表
エレメンツ・オブ・アイラ | ポートアスケイグ |
ウイスキートレイル | |
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各ブランドの詳細
エレメンツ・オブ・アイラ
ポイント
エレメンツオブアイラは同社の主要ブランドのひとつであり,単一の蒸留所の原酒について,3〜20樽程度のスモールバッチでボトリングするシリーズになります。
ラベルに描かれる数字とアルファベットは蒸留所のイニシャルとバッチナンバーであり,医学研究所などに置かれる薬剤瓶からインスピレーションをています。
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ポートアスケイグ
ポイント
ポートアスケイグはアイラ島の東海岸に位置する港町のことであり,その名を冠したスモーキーなテイストを有した蒸留所名非公開のシングルモルトになります。ノンエイジから45年まで複数のレンジが設けられています。
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シングルモルツ・オブ・スコットランド
ポイント
シングルモルツ・オブ・スコットランドは同社を代表する主力ブランドであり,各蒸留所の個性が色濃く現れた原酒のみが採用されるブランドです。
会社代表のスキンダー・シン氏とバイヤーのオリバー・チルトン氏が入念なテイスティングを重ね,選び抜かれた原酒をシングルカスクやスモールバッチでボトリングしています。
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ウイスキートレイル
ポイント
ウイスキートレイルシリーズはエリクサーディスティラーズが日本市場向けにリリースするボトラーブランドになります。
ドラゴンがラベルに描かれた6部完結のスタンダードなシリーズや,騎士が描かれた「ナイト」シリーズなど,なんらかのテーマを設けたシリーズで販売されています。
クーパーズチョイス
クーパーズチョイスはボウモア蒸留所で20年以上に渡りゼネラルマネージャーとして活躍したブライアン・ルック氏によって1992年にグラスゴーで創業されたインディペンデントボトラーになります。
クーパーは「樽職人」のことを指していますが,化粧箱の上部に足る造りの様子が記された「The Cooper's Choice」シリーズは同社を代表するブランドとして,43%,46%,カスクストレングスのいずれかでボトリングされます。
扱われる蒸留所は非常に多様であり,リリースされるボトルにはシングルモルトとブレンデッドモルトの両方が混在しています。
アデルフィ
アデルフィのルーツは1826年にグラスゴーで創業されたアデルフィ蒸留所にありますが,蒸留所は1906年に閉鎖。その後長い沈黙を経て,かつての蒸留所オーナーのひ孫が1993年にアデルフィの名を冠したボトラーブランドを立ち上げました。
ブランドのポリシーとして「常に品質を追い求め,大量生産に走らず高品質を維持する」という意識が浸透しており,2004年にはオーナー変更がありましたが,そのポリシーは引き継がれています。
そんな品質に対する強いこだわりを持って,専門のテイスティングチームによって多数のサンプルの中から良質な樽のみを厳選してボトリングを行うという少数精鋭スタイルでリリースがなされています。
また同社はアードナムルッカン蒸留所も所有・運営しており,新興の蒸留所ながら少しづつシングルモルトのリリースがあるので,こちらも要チェックです。
ハートブラザーズ
ハートブラザーズの歴史にはハート兄弟の存在があります。1950年代後半頃,長男のイアンはW.R.パターソン社で勤務していましたが,三男のドナルド氏が大学を卒業したタイミングでハートブラザーズ社の前身となるイアン・G・ハート社を設立。
次男アリステアは1975年までホワイト&マッカイでブレンダーを務めていましたが,1976年に兄弟と合流。そして1988年には長男のイアンが引退したことを受けて会社名をハートブラザーズに改め,シングルモルトを主力として扱う現在のスタイルが確立されました。
2007年に会社自体は他の会社に買収されてしまいますが,次男のアリステアは今でもウイスキー部門の責任者としてその腕を振るい,ハートブラザーズの名称もブランド名として存続しています。
多様なシングルモルトがボトリングされたファイネストコレクションの他,稀にリリースされる最高級レンジのレジェンズが存在しています。
ボトラーズ入門ブランド3選!
ここまで一気にボトラー企業とブランドを紹介してきてしまいました。色々なブランドがあることは分かったとして「実際に何から試せばいいのかわからない!」っていう方も多いと思います。
そこで最後にこれまで紹介したブランドの中からボトラーズの入門に最適なブランドを3つ厳選しました。これらのブランドの中から好きな蒸留所の銘柄を探してみてください。楽しくなってくるはずです!
ゴードン&マクファイル
『ディスカバリー(Discovery)』
ポイント
ボトラー業界の老舗であるゴードン&マクファイルは間違いなく避けて通れません。G&M社の中でもこのディスカバリーは約10000円前後のボトルが多く、入手難易度が低めです。
また味わいについて「シェリー樽」「スモーキー」「バーボン樽」の3種類が設定されており、それぞれラベルの色が異なっています。パッと見で系統がわかるところが初心者にも非常に優しいポイントでしょう。
ボトラーズに興味を持った方はこのディスカバリーから試してみるのはいかがでしょうか!
ケイデンヘッド
オリジナルコレクション
(Original Collection)
ポイント
G&M社とともにボトラー業界を代表する、スコッチ最古のボトラーでもあるケイデンヘッド社もマストでしょう。
同社のブランドの中でもこのオリジナルコレクションは統一感のあるデザインで多様なモルトがリリースされており、無限の楽しみが広がっているように感じます!
また価格帯も非常にリーズナブルであるため、好きな蒸留所のモルトを見かけた際は気軽に購入を検討できるのも魅力的です。老舗ボトラーが生み出した至高の味わいを是非お試しください!
ハンターレイン
オールド・モルト・カスク(O・M・C)
ポイント
ボトラー業界で長い歴史を持つダグラスレイン社から2013年に独立したハンターレイン社。同社が引き継いだオールドモルトカスクシリーズは古くからウイスキーファンの人気を集め続けているブランドになります。
多くのボトルが度数50%に統一されており,ノンチル・ノンカラーのため,樽の個性を強く感じることができます。価格帯は若干高めのものが多いですが、歴史の深いオールドモルトカスクから得られる経験は間違いなく価格以上の価値を秘めています。