【ヨーロッパ編①】世界の注目シングルモルトウイスキー5選|おすすめワールドシングルモルト|ウイスキーラウンドアップ

記事の概要

昨今のウイスキーブームによって有名なスコッチやジャパニーズなどについては,軒並み品薄・価格高騰が続く情勢となっています。

そんな辛い状況がある反面,まだあまり知られていないお買い得なウイスキーが世界中に散らばっているのも事実。

今回は「5大ウイスキーを除いた世界全体」にまで目を広げ,未だに大衆に知られることのない穴場的なおすすめボトルを紹介してみようと思います。

分量の都合上で今回は第①回とさせていただき,シリーズ記事として継続的に調査・発信を行なっていきます!

(余談までに…)
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蒸留所の位置について

今回の記事ではヨーロッパのシングルモルトを5つ紹介していますが,まずはそれらのウイスキーを製造する蒸留所の位置を簡単に地図に示しておきます。

改めてスコットランドとの位置関係を確認すると,それぞれ緯度の高さもまちまちであり,その環境に起因する個性も大きく異なっているものと推察できますね。

【要注目!】
ワールドシングルモルト5選

アルモリック クラシック
/ヴァレンギエム蒸留所
(フランス)

ポイント

ヴァレンギエム蒸留所は1900年にレオン・ヴァレンギエム氏によってリキュール作りをするべく創設された蒸留所であり,1994年よりウイスキー製造を始めました。現在フランスで最も大手のウイスキー業者ですね。

ポットスチルはランタンヘッド型とバルジ型の2基体制とし,フランス国内産の大麦麦芽を使用したモルト原酒や小麦を中心としたその他の穀物を使用したグレーン原酒の両方が生産されています。

当蒸留所のウイスキーは1999年から,そのジャンルを「ブルターニュウイスキー」と称して販売されており,今ではブルターニュ産のオーク樽で熟成を織り交ぜたシングルモルトの「アルモリック」が主力です。

今回紹介する「アルモリック クラシック」はポットスチルでの2回蒸留を経て,複数の熟成年のバーボン樽・シェリー樽原酒がバッティングされた,ヴァレンギエムの最もスタンダードなシングルモルトになります。

香り

ヘーゼルナッツ/シトラス/草原/モルティ/ブランデー感/マイルドなオーク/軽やか

味わい

モルティな甘み/ややブリニー/サルファリー/レーズン/ブランデー系の甘さ/ミディアムボディ


プーニ ソーレ
/プーニ蒸留所
(イタリア)

ポイント

プーニ蒸留所はイタリア国内,スイス・オーストリアとの国境付近の南チロルのグロレンツァにて2010年に創業した蒸留所になります。仕込み水はアルプス山脈の国立公園から引いています。

原料はイタリアやドイツのバイエルン産の大麦,そしてスコットランド産のピーテッド麦芽を主とし,ライ麦芽や小麦麦芽も一部使用した「イタリアン・モルトウイスキー」を製造しています。(スコットランドの定義上はモルトウイスキーとは呼びませんね)

ポットスチルはバルジ型2基体制であり,加熱方式がスチームと比較して,より温度制御性に優れた温水による加熱という珍しいタイプ。バーボン,シェリー,マルサラワイン樽などを使用して熟成が行われています。

今回紹介する「プーニ ソーレ」は1stフィルのバーボン樽で2年の熟成,後にペドロヒメネスのシェリー樽で2年熟成させた原酒で構成されています。

香り

キャラメル/はちみつ/ドライオレンジ/バニラ/ウッディネス/スパイシー

味わい

はちみつ/オレンジマーマレード/ナッティ/オークの甘さ/ウッディ/胡椒系スパイス香


ランガトゥン オールドディアー
/ランガトゥン蒸留所
(スイス)

ポイント

ランガトゥン蒸留所はスイスのベルン州,ランゲンタール村にて,1857年にビール醸造所と共に解説された蒸留所でしたが,1914年に戦争の影響により閉鎖。1999年の法改正を機に,創業者の子息にあたるハンズ・バウムバーガー氏が設備を買収し,ウイスキー製造の準備が始められました。

そして2007年に蒸留所が再度正式に設立されることとなり,原料はヨーロッパ産の大麦麦芽,仕込み水は村の地下水,そしてビール業で培われたビール酵母で発酵を行うなど,地元感のある伝統に基づいた個性的なウイスキー造りが為されています。

今回紹介する「ランガトゥン オールドディアー」にはスイス産のシャルドネ樽とシェリー樽で熟成された原酒が使用されており,斬新なシャルドネ樽由来の華々しいフルーティネスはまさに必見です。

香り

花畑/フローラル/オレンジ/はちみつ/白ワイン感/ダークチョコ/ブラックチェリー/サルファリー

味わい

ナッティ/フローラル/シナモン系スパイス/キャラメル/ダークチョコ/レーズン


ベルジャンオウル アイデンティティ
/ジ・オウル蒸留所
(ベルギー)

ポイント

ジ・オウル蒸留所はベルギー国内にてエティエンヌ・ブイヨン氏が創業した蒸留所であり,2007年より「ベルジャンオウル」と称してシングルモルトのリリースが行われています。

原料はベルギー産大麦が100%で,容量500リットル程度の小さなアランビック型ポットスチルにて2回蒸留が行われています。

今回紹介する「ベルジャンオウル アイデンティティ」はファーストフィルのバーボン樽で3年間の熟成を行い,ノンチル・ノンカラーでボトリングされたこだわりの一本になります。

香り

オークの甘さ/ロースト感/青リンゴ/リンゴジャム/バニラ/バナナ/マスカット

味わい

ハチミツ/バニラ/ココナッツ/ジンジャーブレッド/熟したりんご/白桃


ハイコースト エルヴ
/ハイコースト蒸留所
(スウェーデン)

ポイント

ハイコースト蒸留所(元ボックス蒸留所)はスウェーデン国内,北緯63度のボスニア湾周辺にある世界自然遺産「ハイコースト」にて,2010年に創業しました。寒暖差は年間で60℃もあるというから驚きです。

創業に際しては,コンサルタントとしてスコットランドから業界での経験が豊富なジョン・マクドゥーガル氏を招き入れ,ノンピートタイプとピーテッドタイプなどの数タイプの原酒を作り分けるスタイルが確立されました。

シングルモルトリリースは複数あり,樽構成の違いなどによって「エルブ・ベルグ・ハブ・ティンマー・ダルブ」の5種類が公式に設けられています。

今回紹介する「ハイコースト エルブ(Älv)」は100%ノンピート麦芽を原料とし,2種類のサイズの1stフィルバーボン樽で6年間熟成された原酒で構成されています。ちなみにエルブはスウェーデン語で「」を意味しています。

香り

繊細なバニラ/ココナッツ/洋梨/モルティな甘み/暖かいオーク香

味わい

甘く濃厚なバニラ/熟したリンゴ/洋梨/クリームケーキ/明るいフルーツバスケット

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