【観光体験】ラム酒の蒸留所がある!?沖縄本島から日帰りで行ける離島「伊江島」をご紹介

記事の概要

 先日のことですが,沖縄旅行の一環で「伊江島に行ってきました…!

 沖縄本島からフェリーで気軽に行ける伊江島ですが,実は島内産のサトウキビを原料とした「ラム酒」の生産が行われているお酒好き必見の島でもあります。この記事では伊江島観光の実体験及び,伊江島蒸留所で購入したラムについてその魅力を皆様にお伝えするべく,簡潔にご紹介していこうと思います!

伊江島の概要

実体験で語る
おすすめの「観光スポット」

ラム酒作りの拠点
『伊江島蒸留所』

伊江島蒸留所とは…?

 伊江島では,古くからラム酒の原料となるサトウキビの栽培が行われていましたが,直径9km程度のごく小さな島ということもあり,水資源が十分ではなかったため,”この島で採れたものから作る地酒作り”は島民の長年の夢となっていました。

 転機は2008年,島内で稼働していたサトウキビからバイオエタノールを作る施設の稼働が終了となり,その跡地を再利用して「伊江島産のサトウキビからラム酒を作れないか…」という検討が開始されました。

 そうして2011年に誕生したのが,聖母マリアの名を冠した「Ie Rum Santa Maria」を作る伊江島蒸留所になります。伊江島産のサトウキビを原料とし,伊江島の気候風土のもとで生産された「この島の風味」を大切にした地元愛あふれる蒸留所です。

見学ができる…?

 伊江島蒸留所は見学が可能となっており,工場の担当者の案内のもとで蒸留所内の生産設備を見て廻ることが可能です。

 しかしながら私が訪れたタイミングは見学中止期間の真っ最中だったということで,残念ながら見学はできませんでした。一応見学中止期間は2024年春頃までと公式サイトに記載されていますが,見学を希望の方は最新の情報をチェックするようにしておいた方が良いでしょう。

試飲もできる直売所

 見学中止期間中の現在ですが蒸留所の直売所は通常通りに営業しており,グラスやバーマットなどの蒸留所グッズやイエラムサンタマリアのシリーズを一通り購入する事ができます。特に通常ラインナップのゴールドやクリスタルについては,小さいサイズのボトルやグラス付きのギフト向けのパッケージなど,用途に合わせた最適な買い物ができるような工夫が採られていました。

 そしてイエラムの原酒を世界中の銘酒を寝かせていた古樽で熟成させた特殊なラインナップ「Voyage」の最新弾や,7年以上の熟成を経たラムをカスクストレングスでボトリングした「Premium」シリーズなどのコアなラインナップも充実していました。

 私はウイスキーファンということもあり,アイラモルトカスク熟成の「Voyage#3」を購入してきました…!

製法アグリコール
度数43.3%
容量750ml
本数1,067本

ポイント

 『Ie Rum Santa Maria Voyage』は,赤ワイン,ブランデー,シェリー,スコッチウイスキーなどの世界中の銘酒が寝かされていた古樽を活用し,長期間の熟成を行って作られるラムのシリーズになります。『Voyage#3』ではアイラモルトの空き樽によって4年7ヶ月の熟成を経た原酒が使用し,ブレンドには伊江島北海岸から湧き出る硬水の”湧出(わじぃ)”が使用されています。

 その色味はアイラモルトを連想させるようなうっすらとした金色となり,アイラ特有の潮風のような香りと共に,深くスモーキーなボディが展開される独創的な風味が表現されており,「Voyage:イエラムと旅に出る」というコンセプトを強く感じる事ができます。

香り

アイラモルトのピートスモーク,乾いた潮風,ほのかな黒糖,豊かな樽の香り,キャラメル

味わい

入門レベルのアイラ系ピートスモーク,ほのかなヨード,ドライな潮風,ラムの暖かい甘み

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