全9種類!ウイスキーの飲み方講座!|マメ知識|ウイスキーラウンドアップ

記事の概要

この記事ではウイスキーの飲み方を9種類紹介します

「ストレートだとアルコールがしんどい」

「普段ハイボールだから他の飲み方を試したい」

「好きなボトルの最適な飲み方を探したい」

といった人に是非参考にしてほしい内容です!

イラストを混じえてなるべくわかりやすく説明していきます!

トゥワイスアップ

トゥワイスアップはウイスキーに対して同量の水を加えて飲む方法です。

ウイスキーはアルコールと香味成分が密接に結びついたお酒ですが、そこに加水を行うことで香味成分とアルコールが分離して、香りが大きく開きます。

この開いた香りこそがウイスキーが持つ本来のポテンシャルということになりますね!

必要なもの:グラス/美味しい水

↓飲み方の手順↓

ウイスキーを計量する。
(一般的なシングルであれば30ml)
グラスに注ぐ
ウイスキーと同量の水を注ぐ

オン・ザ・ロックス

オン・ザ・ロックス(通称ロック)は大きめの氷を入れたグラスにウイスキーを注いで飲むという単純な飲み方です!

ウイスキーが冷やされることにより、味わいや香りはある程度抑えられてしまいますが、アルコール感も同時に低減できるので飲みやすくなるのが特徴。

元来の香りが強いものでないと、ウイスキーの良さが隠れてしまうこともあります。

そのため味や香りが比較的強いバーボンに最適な飲み方です!またスコッチなどでもスッキリと飲みたいときはおおいにアリだと思います!

必要なもの:ロックグラス/マドラー/大きめの氷

ロックを最高に楽しむポイント

  • 溶けにくいロックアイスや丸氷などを使う
  • 予めグラスを冷やしておく
  • チェイサーを用意しておく

↓飲み方の手順↓

グラスに大きめな氷を入れる
ウイスキーを注ぐ。
(一般的なシングルであれば30ml)
マドラーなどで軽く混ぜる

↓ロックが合うウイスキー↓

ロックは甘みの強いアメリカンウイスキーに最適な飲み方ですが、ジャックダニエルは特段美味しく感じましたね!

ハーフロック

ハーフロックはその名の通りオン・ザ・ロックスの一種で、ウイスキーと水を1:1で混ぜたものになります!

トゥワイスアップとロックの両方の良さが感じられる飲み方です。

加水によって香りと味が大きく開き、冷やされることによってスッキリと爽快に飲むことができます。

ロックだとアルコールがきつい」「水割りだと薄い」と感じる人にはピッタリではないでしょうか!

必要なもの:ロックグラス/マドラー/大きめの氷/おいしい水

↓飲み方の手順↓

グラスに大きめな氷を入れる
ウイスキーを注ぐ。
(一般的なシングルであれば30ml)
マドラーなどでしっかり混ぜる
ウイスキーと同量の水を注ぐ
マドラーなどで軽く混ぜて完成!

ミスト

ミストは細かく砕いた氷にウイスキーを注ぐと、霧がかかったようにグラスが曇ることから、その名前がついた飲み方です!

ウイスキーに触れる氷の表面積が大きいため、キンキンに冷えた格別の冷涼さを感じられるのが特徴です。

また氷の溶けるスピードも速いため、飲み始めはロック時間が経つと水割りのような感覚になります!

氷の溶け方によって水の割合が大きくかわるため、バランスの整っているブレンデッドウイスキー向きの飲み方だと思います。

必要なもの:氷/氷を砕くもの/グラス(種類は何でもOK)/マドラー

↓飲み方の手順↓

氷を細かく砕く
グラスに氷を入れる
ウイスキーを注ぐ
マドラーでしっかり混ぜる

ウイスキーフロート

ウイスキーフロートは水とウイスキーの比重の差(水1:ウイスキー0.92)を利用して、水の上にウイスキーを浮かせた飲み方です!

量について「水:ウイスキー=6:4〜7:3」程度とするとよいです。

最初は2層に分かれていますが、液体同士なので飲み進めていけば自然と混ざり合っていきます。

そのため味わいについて、飲み始めはストレートに近いですが、徐々に水割りっぽくなっていくことになります。

ちなみに今回の例では氷を使用していますが、氷の有無はどちらでも大丈夫です!

必要なもの:グラス/水/マドラー/(ロックアイス)

↓飲み方の手順↓

(グラスに氷を入れる)
水を注ぐ
マドラーに添わせてゆっくりとウイスキーを注ぐ

水割り

水割りは氷の入ったグラスにウイスキーを注ぎ、好みの分量の水で割る飲み方です!

氷を使用した水割りは日本ではよく見かけますが、海外ではあまり一般的ではないとのこと。

度数の強いお酒への体制があまり強くない日本人が広めただけあって、我々日本人が美味しく楽しく飲むことができる飲み方になります!

混合分量については「ウイスキー:水=1:2.5」程度が一般的ですが、好みに合わせて自由な配分にしてOKです。

飲みやすさの割にウイスキーの特徴を感じられるので、初心者にとっては最適な飲み方だと思います!!

必要なもの:おいしい水/グラス/ロックアイス/マドラー

↓飲み方の手順↓

グラスいっぱいに氷を入れて冷やす
ウイスキーを適量注ぐ
マドラーでしっかり混ぜてウイスキーを冷やす
減った氷を足して水を注ぐ
マドラーで軽く混ぜて完成!

ハイボール

ハイボールはウイスキーを炭酸水で割る、言わずと知れた超絶爽快感を味わえる飲み方ですね!

実は単にハイボールというと蒸留酒のソーダ割りという意味になってしまうので、正しくは「ウイスキーのソーダ割り」になります。(ここではハイボールとして紹介しますが(笑))

ウイスキーは食事に合わせることが難しいのですが、ハイボールにすると軽やかで気兼ねなく飲める味わいになるので、食事の邪魔をしなくなります!

ちなみに氷の有無はどちらでもよく、アリだと爽快感ナシだとウイスキーの甘み・旨味が活きてきます!

また、ウイスキーと炭酸水というシンプルな公正ながら、作り方次第で美味しさが変わってくるという興味深さもあります。

美味しいハイボールを作るためのポイントをまとめておきます!

  • ウイスキーとグラスは投入した氷で冷やしておく
  • 混合の黄金比は「ウイスキー:水=1:4
  • 炭酸水を注ぐときはなるべく氷に当てない
  • 仕上げのステアはひとまわしのみ

↓飲み方の手順↓

グラスいっぱいに氷を入れて冷やす
ウイスキーを適量注ぐ
マドラーなどでかき混ぜ、
ウイスキー・グラスともに冷やす
炭酸水を注ぐ
マドラーまどでタテに1度だけステアして完成!

↓ハイボールが合うウイスキー↓

程よいスパイシーさを持つタリスカーはハイボールで真価を発揮していますね!

ホットウイスキー

ホットウイスキーは文字通り、ウイスキーを80度くらいのお湯で割る飲み方になります!

ウイスキーの香味成分は「加水する」及び「温める」ことによって、アルコールとの結びつきが剥がされて感じやすくすることができます。

なんとなく「ウイスキーをお湯で割る」と聞くとマイナスのイメージを感じる人いるかな?と思います。

しかし、実は本場のスコットランドでも一般的な飲み方で、ウイスキーの豊かな香りを引き出すことができる飲み方なのです!

特に冬は温まりながら豊かな香りに溺れることができる点で素晴らしいですね!

配分は「ウイスキー:水=1:3」程度が一般的になります。

必要なもの:おいしい水を温めたお湯/耐熱グラス/マドラー

↓飲み方の手順↓

予めグラスにお湯を入れて温める
ウイスキーを注ぐ
お湯を注ぐ
ひとまわし程度混ぜる

ストレート

ストレートは文字通りウイスキーをそのまま飲む方法になります。

↓飲み方の手順↓

ウイスキーを計量する。
(一般的なシングルであれば30ml)
グラスに注ぐ
チェイサーを容易する

ウイスキーは度数が高いので、一見アルコール辛さが全面に出ているのでは?と感じる方も多いと思いますが、いくつかのポイントを押さえることで楽しめるようになります!

早速このポイントを解説しましょう。

一度にたくさん飲まない

ウイスキーは度数が高い反面に、たくさんの香りや味わいが凝縮された蒸留酒です。

そのため少量であっても十分にその個性を感じ取ることができます!

一気にたくさん飲むのではなく、少量づつ口に運び、キャラクターを感じ取りながらゆっくり飲むようにしましょう。

レビューを参考にする

ウイスキーに慣れていない頃はなかなか香りや味わいを捉えることができないと思います。

そこでネットで見つかるテイスティングレビューを参考に、紹介されている味わいを探しながら飲むようにしてみましょう。

味を意識して探すことで、徐々に感じ取れる味わいが増えていきます!

温度は常温

一見、強いお酒は冷やしたほうが飲みやすそうに感じるかもしれません。

しかしウイスキーは冷やしてしまうと本来の香りが立ちにくく、甘みやフルーティさが抑えられてしまいます。

そのため常温のほうが本来の味わいを感じ取れるので、ストレートとの相性が抜群になります。

チェイサーを用意する

いくらウイスキーに慣れていても、40度を超えるお酒を飲んでいると徐々に味覚が鈍ってきてしまいます

そこで水を始めとしたチェイサーを用意しましょう!

チェイサーを飲むことで味覚がリセットできるだけでなく、体内のアルコール濃度が下がり、酔いを軽減することもできます!

テイスティンググラスを使用する

実はウイスキーの味を感じるにあたってグラスはとても重要になります。

ストレートの度数や刺激が苦手な方は先端がすぼんでいるかつ厚さの薄いものを使ってみましょう!

先端がすぼんでいるほど湧き立つアルコール刺激が抑えられ、厚さが薄いほどスムーズに少量が口に流れるので繊細に味を感じ取ることができます。

↓オススメのグラス↓

参考資料

参考サイト:サントリー公式

参考にしている本