記事の概要
管理人によるボトルのレビューを通して、皆様にその魅力を伝える記事です!
「オールドプルトニー12年」は「マリンタイムモルト」をキャッチコピーに,プルトニー蒸留所が販売するスタンダードなオフィシャルボトルになります。
そんな「オールドプルトニー12年」を下記の項目から徹底的にレビューしていきます!
- 「オールドプルトニー」ってなに?
- 「オールドプルトニー12年」ボトルの特徴
- 「オールドプルトニー12年」を徹底レビュー
- 「オールドプルトニー12年」飲み方について
などなど詳しく解説していきます!!
(余談までに…)
YOUTUBEも始めました!ぜひ遊びにきてね!
「オールドプルトニー」ってなに?
オールドプルトニー12年の解説
「オールドプルトニー」は北ハイランド地方のプルトニー蒸留所がリリースするシングルモルトウイスキーのブランドになります!
オールドプルトニーは独特のソルティさを有することから、「マリンタイムモルト(海のモルト)」キャッチコピーで販売されているブランドです。
独特のソルティさは、ノンピートながらキャンベルタウンモルトを連想させることから人気を集め、近年では年間売上80万本を超えるブランドでもあります!
また特徴的なボトルの形状はポットスチルを意識して作られており、店頭に並んでいても一際目を引かれてしまいます!
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蒸留所の解説記事
「オールドプルトニー12年」ボトルの特徴
ボトル外観
諸元
ボトル名 | オールドプルトニー12年 |
地域 | スコットランド 北ハイランド |
種類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
原料 | モルト |
容量 | 700mL |
度数 | 40% |
製法と特徴
- ノンピートタイプの麦芽を使用
▶スモーキーさの無い、クリーンかつフルーティが中心の香り・味わいとなります。
- 潮風吹き込む熟成環境
▶潮の香りが原酒に付与され、味わいにも独特の潮感やブリニーさが感じ取れるようになります。
- 奇妙な形状のポットスチル
▶プルトニーのスチルは蒸気が銅と触れる面積が大きいため,雑味が少なくフルーティな酒質となります
- ワームタブコンデンサーとステンレス製の蛇管
▶ワームタブ式の冷却器を採用しており、どっしりした酒質でスパイシーな風味が生み出されています
- セカンドフィルのバーボン樽で熟成
▶︎バーボン樽由来のバニラ感やハチミツ感が付与されています
「オールドプルトニー12年」徹底レビュー!
まずレビューの項目について説明しておきます!
レビュー項目
- 色味
ウイスキーをグラスに注ぎ、目視にて色の濃さを5段階評価します!
- 香り
香りについて私が感じ取った内容をまとめていきます!
- 味わい
味わいについても私が感じ取った内容をまとめます!
- 余韻
余韻の長さを5段階で評価します!!
- 総評(100点満点)
ボトルのポジティブな風味とネガティブな風味を10段階で評価し、レーダーチャートで表現します!
ポジティブで獲得した点数からネガティブの点数を引くことにより、ボトルを100点満点で評価します!!
また総評を文章にて取りまとめていきます!
さてさて、それでは早速「オールドプルトニー12年」をテイスティングレビューしていきます!
色味
色味は中程度の濃さであり、明るく輝くゴールドといったところでしょうか!
バーボン樽原酒が使用されていることから、妥当な色合いであると感じます。
薄
1 2 3 4 5
濃
▼
香り
香りは最初に強いキャラメル感とオレンジのようなニュアンスを感じ取ることができます。
ショートケーキを思わせるクリーミーさがありますが、非常に柔らかくクリーンな要素を強く感じます。
また背景にうっすらと潮を思わせるブリニーさがあり、キャラメル感との相性が抜群に優れています!!
個性は強く感じるのですが、人を選ぶ方向性ではないため、初心者にも強くオススメできます!
↓感じ取れる香り↓
キャラメル/バニラ/ブリニー/柔らかい/ショートケーキ/オレンジ/シトラス/甘めのチョコレート/はちみつ
▼
味わい
味わいの第一印象として、香りの時よりもブリニーさの主張が強くなっています。
しかし甘いキャラメル感とのバランスが非常に良く、相乗効果で塩キャラメルを食べているようです。
若干柑橘系のフレッシュなフルーツ感も感じることができ、良いアクセントとなっています。
香りと同様デザート系の方向性で、他のウイスキーとは一線を画した素晴らしい個性がありました!
↓感じ取れる風味↓
塩キャラメル/ブリニー/甘いバニラ/柑橘系/フレッシュ/フルーティ/シトラス/スパイシー
▼
余韻
ボディの厚さの割に余韻は軽快なフレッシュさがあります!
甘さは落ち着き、程よい潮風とスパイシーさを感じることができます。
キャッチコピーの「マリンタイムモルト」を強く感じるのは余韻でしたね!
短
1 2 3 4 5
長
「オールドプルトニー12年」飲み方について
さて、ここまではストレートにてボトルのレビューをしてきました。
そこで「オールドプルトニー12年」はどの飲み方が一番美味しいのでしょうか。王道の飲み方である「トゥワイスアップ・ロック・ハイボール」の3種類で比較してみましょう!
飲み方について深く掘り下げた記事も書いているのでご参考までにリンクを貼っておきます!
トゥワイスアップでは?
ポイント
加水するとストレートと比較してバニラ系の甘さが一層強まった印象があります。また特有の塩気も健在であるため,とても甘い塩キャラメルが口の中で完成しました。
元々甘さが主体であったため,全体的な印象は大きく変化していませんが,樽のウッディなビター感とスパイシー感が余韻にかけて少し強調されています。
トゥワイスアップまで行かずに,少量の加水程度に留めるとよりじっくりと風味の変化を感じることができると思います。
▼
ロックでは?
ポイント
ロックではクリーミー系の甘さの主張が少し控えられ,青リンゴや柑橘類のフルーティな要素が前に出てきた様に感じます。
またストレートでも感じられたオールドプルトニー本来の塩気は健在で,冷やすとよく出てくるビターチョコ系の印象が新たに現れました。
やはり極甘系のテイストは大きくは変わらず,これ自体がデザートの様ですね。
▼
ハイボールでは?
ポイント
ハイボールにすると際立った個性の様な要素は特に見られなく,塩気とビター感が主体となるため,飲みやすさが圧倒的です。柑橘のフレッシュさがハイボールの爽やかさにベストマッチですね。
デザート感がハイボールではあまり強くないので,食中酒や単純にウイスキー感を味わいたい時にはもってこいだと思います。
おすすめの飲み方は…?
「オールドプルトニー12年」のおすすめの飲み方は「ストレート」です!
オールドプルトニーはとにかく甘さと塩気が強く,ストレートの時点で両者の卓越したバランス感がありました。
トゥワイスアップやロックもその美味しさは維持されているのですが,ボデイがあまり強くないため,敢えて水分を与えるよりも,ストレートで飲んだほうがデザート的な濃厚な甘さを感じることができると感じています。
「オールドプルトニー12年」総評
最後に総評に入りたいと思います!まずはレーダーチャートから!
ポジティブ
ネガティブ
さてさて、気になる点数は…
点数の理由と評価
まず飲んでみた第一印象が想像以上に甘味が強く、万人受けする要素をしっかりと感じ取ることができました。
プルトニーの持つキャラメル感と海沿いという熟成環境からくる塩気は見事にフィットし、塩キャラメルの味が作り出されていることに感動しました。
またケーキのようなまったりとした甘味にフルボディな口当たりがあるにもかかわらず、軽快な柑橘感が共存していることにも驚きでした。
蒸留所の特殊な設備・環境に由来して独特の個性が感じられつつも、とても甘くて飲みやすいので初心者にもオススメできるボトルです
斬新な塩キャラメル感がどんなものなのか、是非皆さまに試していただきたいと強く感じました!
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レビューに使用した道具たち
グラス:グレンケアン
ジガーカップ:JOYONEというメーカーのものをAmazonで購入して使っています。
正直計りたい分量が計れるものであれば何でもいいと思います!